GrapeCity InputMan for Windows Forms 11.0J > 製品の概要 > JPAddress for Windows Forms との連携 |
InputMan には、「JPAddress for Windows Forms(以下、JPAddress)」の機能を使用した住所検索用の3つのコントロールがあります。これらのコントロールを利用するには、JPAddress のインストールが必要です。
JPAddress と連携するコントロールは以下の3つのコントロールです。
郵便番号コントロール(GcPostal)
住所コントロール(GcAddressBox)
住所検索コンポーネント(GcAddress)
JPAddress と連携するコントロールは、JPAddress のアセンブリである GrapeCity.Win.JPAddress.dll を参照して動作します。また、これらのコントロールをフォーム上に配置するほかに JPAddress が提供する GcJPAddress コンポーネントも配置する必要があります。
JPAddress がインストールされていると、JPAddress と連携するコントロールをフォームに配置するとき、JPAddress に関する下記の設定が自動的に行われます。
フォームに GcJPAddress コンポーネントが追加されます。
プロジェクトの参照設定に「GrapeCity.Win.JPAddress」が追加されます。
licenses.licx に「GrapeCity.Win.JPAddress.GcJPAddress」のライセンス情報が登録されます。
ただし、これらの連携コントロールを動的に追加する、あるいはコントロールをフォームに配置した後に JPAddress のインストールが行われるなど、JPAddress の設定が自動的に行われない場合には、手動でツールボックスから JPAddress のGcJPAddress コンポーネントをページに追加する必要があります。
JPAddress の手動での設定方法については、JPAddress のヘルプ(「はじめに」>「コンポーネントをプロジェクトに組み込む」)を参照してください。
JPAddress がインストールされていないときは、以下のような動作となります。
ツールボックスから JPAddress と連携するコントロールをフォームに追加したとき、「JPAddress for Windows Formsのアセンブリ(GrapeCity.Win.JPAddress.dll)が見つかりません。」というダイアログが表示されます。
GcJPAddress コンポーネントはページに追加されず、JPAddress アセンブリへの参照やライセンス情報は設定されません。
コントロールのプロパティ設定は可能です。
住所コントロールを配置した場合は、テキストエリアに赤字で以下のように表示され、書式や文字色といったプロパティを変更しても反映されません。
ファイルまたはアセンブリ 'GrapeCity.Win.JPAddress, Version=3.0.4800.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。
ビルド時にエラーは発生しません。
郵便番号コントロールや住所検索コンポーネントで拡張されたコントロールは、フォームロード時には正常に表示されます。ただし、数値を入力し住所データの検索が開始されたときには例外が発生します。
住所コントロールは、テキストエリアに赤字で以下のように表示され、入力文字はクリアされます。
ファイルまたはアセンブリ 'GrapeCity.Win.JPAddress, Version=3.0.4800.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。
(図)住所コントロールのエラー表示