コントロール内に表示するマス目のスタイルは、CharBoxオブジェクトのStyle プロパティで設定できます。
CharBoxオブジェクトは、CharBoxes プロパティが参照するコレクション内に保持されているマス目です。

（図）Style プロパティによるスタイル

コントロール内に配置するマス目の位置は次の４つのプロパティを使って、ピクセル単位で位置を調整することができます。

• Padding （コントロールの上下左右の端からマス目の領域の端までの距離）
• CharBoxSpacing （マス目間の距離）
• CharBox.Margin （マス目領域の上下左右の端からマス目の枠までの距離）
• CharBox.Padding （マス目の枠から入力領域までの距離）

また、コントロール内に表示されるマス目は、コントロールのContentAlignment プロパティを使って配置を設定することができます。

マス目内のデータ入力領域はCharBox クラスのContentAlignment プロパティで配置を設定します。

マス目のサイズは、CharBox クラスのSize プロパティを使用して高さと幅をピクセル単位で設定することができます。また、CharBox クラスのAutoSize プロパティをTrueに設定すると、マス目のサイズはフォントの大きさに応じて自動で設定されます。

CharBox クラスのBorder プロパティが参照するCharBoxBorder オブジェクトを使用することで、マス目の上下左右それぞれ個別に枠の色と線種を設定することができます。 CharBoxBorder オブジェクトは、マス目の境界線の四辺を表すプロパティ（Bottom、Top、Left、Right プロパティ）を持ちます。各境界線はLine クラスを参照しています。

• Color プロパティ（境界線の色を設定）
• Style プロパティ（境界線の線種を設定）
  
  （図）Styleプロパティによる線種

キャラクタボックスコントロールでは、以下の状態についてそれぞれ文字色と背景色を設定することが可能です。

次のサンプルコードは、コントロールがフォーカスを取得したときの背景色および文字色を設定する例です。

' フォーカス取得時の背景色を設定します。
GcCharMask1.ActiveBackColor = Color.Yellow
' 背景色の適用範囲を指定します。
GcCharMask1.ActiveBackColorArea = GrapeCity.Win.Editors.ActiveBackColorArea.Control
' フォーカス取得時の文字色を設定します。
GcCharMask1.ActiveForeColor = Color.Blue

// フォーカス取得時の背景色を設定します。
gcCharMask1.ActiveBackColor = Color.Yellow;
// 背景色の適用範囲を指定します。
gcCharMask1.ActiveBackColorArea = GrapeCity.Win.Editors.ActiveBackColorArea.Control;
// フォーカス取得時の文字色を設定します。
gcCharMask1.ActiveForeColor = Color.Blue;

FlatStyle プロパティを使用すると、コントロールの外観のスタイルを変更することができます。

FlatStyleの値	説明	外観
Flat	フラットに（平面的に）表示されます。
Popup	マウスポインタをボタン上に移動すると外観がフラットから3Dに変わります。
Standard	3Dで（立体的に）表示されます。
System	オペレーティングシステムによって決定されます。
ActiveFlat	Office XP形式のフラットスタイルが適用されます。
Professional	ToolStripに適用される視覚スタイルが適用されます。
Office2007Blue	Office2007Blue形式のスタイルが適用されます。
Office2007Black	Office2007Black形式のスタイルが適用されます。
Office2007Silver	Office2007Silver形式のスタイルが適用されます。

FlatStyle プロパティの値が、Flat、PopUp、Standard、Systemのときは、BorderStyle プロパティを使用して境界線のスタイル変更することができます。
また、BorderStyle プロパティがFixedSingle のときは、SingleBorderColor プロパティを使用して境界線の色を設定することができます。