値の制御

ValueProcess オブジェクトはコントロールに入力された値が不正なときに、値（Textプロパティの値）をどのように処理するか設定します。

プロパティ

ValueProcess オブジェクトは、次のプロパティを使用して不正値が入力されたときの値の制御方法を設定します。

ValueProcessOption プロパティ
不正値をどのように処理するかを設定はたは取得します。既定値はValueProcessOption.Keep です。

ValueProcessOption プロパティは、ValueProcessOption 列挙型で以下の値を設定できます。

プロパティ値	説明
Keep	Textプロパティの値を変更しません。エラーとなった値が維持されます。
Clear	Textプロパティの値をクリアします。
Restore	値を入力前の値に戻します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、汎用検証コンポーネントの検証アクションに値の制御を設定する例です。

Visual Basic
C#

Imports GrapeCity.Win.Editors

' アクション（値をクリア）を作成します。
Dim ValueProcess1 As New ValueProcess()
ValueProcess1.ValueProcessOption = ValueProcessOption.Clear

' textBox1に作成した検証アクションを設定します。 
GcCommonValidator1.GetValidateActions(TextBox1).AddRange(New ValidateAction() {ValueProcess1})

using GrapeCity.Win.Editors;

// アクション（値をクリア）を作成
ValueProcess valueProcess1 = new ValueProcess();
valueProcess1.ValueProcessOption = ValueProcessOption.Clear;

// textBox1に作成した検証アクションを設定  
gcCommonValidator1.GetValidateActions(textBox1).AddRange(new ValidateAction[] {valueProcess1});