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ここでは、バージョン 8.0Jで新たに追加された機能と変更点について解説します。
旧バージョンで変更された内容については、「旧バージョンからの変更点」を参照してください。旧バージョンとの互換性やプロジェクトの移行についての情報については、「旧バージョンからの移行」を参照してください。
DPIスケーリングによる拡大について、アプリケーションの実行時に150%や200%の高DPIをサポートします。これらの高DPIは.NET Framework 4.5.2 が利用可能で、かつapp.manifest およびapp.config に以下のような設定がされている場合に有効です。
<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0" xmlns:asmv3="urn:schemas-microsoft-com:asm.v3"> <asmv3:application> <asmv3:windowsSettings xmlns="http://schemas.microsoft.com/SMI/2005/WindowsSettings"> <dpiAware>true</dpiAware> </asmv3:windowsSettings> </asmv3:application> </assembly>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <configuration> <startup> <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.5.2" /> </startup> <appSettings> <add key="EnableWindowsFormsHighDpiAutoResizing" value="true" /> </appSettings> </configuration>
(図)日付コントロールの200%スケーリング(右)
Windows 標準機能のリモートデスクトップにおける利用が動作保証対象となりました。
ソフトキーボードコンポーネント(GcSoftKeyboard)を追加しました。ひらがな、アルファベット、数値など5つのレイアウトを備え、表示位置やスタイルのカスタマイズが可能な小型のソフトキーボードを入力用コントロールに関連付けて表示します。
マスクコンボコントロール(GcMaskedComboBox)を追加しました。テキスト部分に正規表現によるマスク書式を設定でき、マルチカラムにも対応したコンボコントロールです。
日付時刻、日付および時刻コントロールからドロップダウンされるオブジェクトに、日付時刻ピッカーを追加しました。プロパティの設定により、ドロップダウンオブジェクトを選択することが可能です。
詳細については、以下のページを参照してください。
タッチ環境における、以下の機能を追加しました。
汎用検証コンポーネントに以下の検証アイテムを追加しました。
また、各検証コンポーネントの検証アクションに、PlusPak for Windows Forms のGcBalloonTip コンポーネントを使用したGcBalloonTipNotify によるエラー通知を追加しました。バルーンの形状やスタイルなど、柔軟なカスタマイズにより見やすいエラー通知が可能となります。
コントロールがフォーカスを取得したとき、および読み取り専用のときの文字色、背景色を設定する以下のプロパティを各コントロールに追加しました。
IMEコンポーネントのふりがなの取得機能を強化し、SPREAD for Windows FormsやMultiRow for Windows Forms の以下のセル型にもふりがな取得機能を付与します。
テキストコントロールやマスクコントロールで、パスワード入力を行う場合に、一時的に入力内容を確認する機能を追加しました。Webフォームのように目のマークのアイコンクリックで内容を確認できる方法と、iPadやiPhoneのように入力後数秒間は入力文字が表示されるという2つの方法を提供します。
ショートカットコンポーネントに、複数行モードのテキストコントロールやリッチテキストコントロールに改行を入力するショートカット動作 "InputNewLine" を追加しました。ショートカット動作の一覧は「ショートカット動作の一覧」を参照してください。
テキストコントロールやコンボコントロールの最大文字数のカウント方法に、従来のバイト数や文字数の選択のほか、エンコードを指定するプロパティを追加しました。
ドロップダウンリストが開かれた状態で、項目にフォーカスはあるけれど、選択項目として完全に確定していない状態を取得することができるようになりました。たとえば、入力された文字から始まる項目を自動選択するAutoSelect 機能が有効になっているとき、完全に項目を選択するかどうか実装することが可能になります。詳細については「項目の設定」を参照してください。
なお、この機能は新コントロールのマスクコンボコントロールにも追加されています。
これまで、データソース接続時にはヘッダのクリックによるソートが許可されていませんでしたが、本バージョンではこのソート機能をサポートします。
数値コントロールで以下の強化が行われました。
サイドボタンを形成する各サイドボタンオブジェクトに、Parent プロパティを追加しました。これにより、ボタンが追加されたコントロールのオブジェクトを取得することができます。