ユーザーが操作中のセルを「現在のセル」と呼びます。現在のセルを通じてセルを参照すると、セルのインデックスに依存しないコードを記述できます。現在のセルにアクセスするには
現在のセルのインデックスは、GcMultiRow.CurrentCellPosition.CellIndexプロパティで取得できます。
Console.WriteLine("現在のセルのインデックス: {0}", GcMultiRow1.CurrentCellPosition.CellIndex)Console.WriteLine("現在のセルのインデックス: {0}", gcMultiRow1.CurrentCellPosition.CellIndex); 現在のセルを移動するには、GcMultiRow.CurrentCellPositionプロパティに新しいセルの位置を設定します。
GcMultiRow1.CurrentCellPosition = New GrapeCity.Win.MultiRow.CellPosition(0, 1)
gcMultiRow1.CurrentCellPosition = new GrapeCity.Win.MultiRow.CellPosition(0, 1);
現在のセルにアクセスするには、GcMultiRow.CurrentCell プロパティを使用します。
次のコードは、現在のセルの背景色を変更します。
GcMultiRow1.CurrentCell.Style.BackColor = Color.Azure
gcMultiRow1.CurrentCell.Style.BackColor = Color.Azure;
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- 現在のセルが存在しないときGcMultiRow.CurrentCellプロパティはnull(Visual BasicではNothing)を返します。たとえば、GcMultiRowコントロールにテンプレートが設定されていない場合やGcMultiRowコントロールが表示専用モードの場合が該当します。
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現在のセルを列ヘッダセクションのセルに移動するには、
CellPositionクラスを使用します。このとき、列ヘッダセクションのセルに移動には、コンストラクタの第一引数にセルのオーナーセクションのスコープを指定する
CellScopeを設定します。
GcMultiRow1.CurrentCellPosition = New GrapeCity.Win.MultiRow.CellPosition(CellScope.ColumnHeader, 0, 0)
gcMultiRow1.CurrentCellPosition = new GrapeCity.Win.MultiRow.CellPosition(CellScope.ColumnHeader, 0, 0);
現在のセルは背景色と文字色、セルを囲む罫線のスタイルを設定できます。
背景色は
GcMultiRow.CurrentCellBackColorプロパティ、文字色は
GcMultiRow.CurrentCellForeColorプロパティで設定します。
また、罫線は
CurrentCellBorderLineプロパティを使用して線種と線色を設定します。
' 現在のセルの背景色を設定する
GcMultiRow1.CurrentCellBackColor = Color.LightBlue
' 現在のセルの文字色を設定する
GcMultiRow1.CurrentCellForeColor = Color.DimGray
' 現在のセルの罫線の線種と色を設定する
GcMultiRow1.CurrentCellBorderLine = New GrapeCity.Win.MultiRow.Line(GrapeCity.Win.MultiRow.LineStyle.Thick, Color.Red)
// 現在のセルの背景色を設定する
gcMultiRow1.CurrentCellBackColor = Color.LightBlue;
// 現在のセルの文字色を設定する
gcMultiRow1.CurrentCellForeColor = Color.DimGray;
// 現在のセルの罫線の線種と色を設定する
gcMultiRow1.CurrentCellBorderLine = new GrapeCity.Win.MultiRow.Line(GrapeCity.Win.MultiRow.LineStyle.Thick, Color.Red);
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次の場合、現在のセルの背景色と文字色の設定は無効になります。
- GcMultiRow.ViewModeプロパティにListBoxが設定されている場合
- GcMultiRow.HideSelectionプロパティにTrueが設定されている場合
- セルが無効の場合
- 印刷を行う場合の出力結果
- セルまたはセルノートを編集している場合
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