ドラッグ&ドロップで移動できる行は、「1行のみ」または「複数行」を指定できます。
1行のみ移動できるようにするには、AllowRowMoveプロパティにTrueを設定します。
GcMultiRow1.AllowRowMove = True
gcMultiRow1.AllowRowMove = true;
複数行の移動をする場合には、AllowRowMoveMultipleプロパティにTrueを設定します。
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- 複数行の移動を有効にするにはAllowRowMoveプロパティもTrueに設定されている必要があります。
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GcMultiRow1.AllowRowMove = True
GcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = True
gcMultiRow1.AllowRowMove = true;
gcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = true;
ドラッグ&ドロップで行を移動する場合、移動先の行を示す線が表示されます。この線の色はMoveRowLineColorプロパティで変更することができます。
次のコードは、移動先の行を示す線を緑色に設定します。
GcMultiRow1.MoveRowLineColor = Color.Green;
gcMultiRow1.MoveRowLineColor = Color.Green;

ドラッグ&ドロップで行の移動が完了するとRowDragMoveCompletedイベントが発生します。RowDragMoveCompletedイベントでは、移動先の行インデックスの取得や、行移動のキャンセルができます。
次のコードでは、10行目以降に行を移動した場合に行移動をキャンセルします。
Private Sub GcMultiRow1_RowDragMoveCompleted(sender As Object, e As GrapeCity.Win.MultiRow.DragMoveCompletedEventArgs) Handles GcMultiRow1.RowDragMoveCompleted
If e.ToIndex > 9 Then
' 行の移動をキャンセルします。
e.Cancel = True
End If
End Sub
private void gcMultiRow1_RowDragMoveCompleted(object sender, GrapeCity.Win.MultiRow.DragMoveCompletedEventArgs e)
{
if(e.ToIndex > 9)
{
// 行の移動をキャンセルします。
e.Cancel = true;
}
}