7.0Jからの変更点

ここでは、旧バージョンMultiRow for Windows Forms 7.0J（以下、7.0J）からの変更点について説明します。

動作保証環境について

12.0Jでは、次の環境での動作を保証していません。

OS : Windows XP／Vista／8／Server 2003
開発ツール : Visual Studio 2008／2010

上記の環境での動作保証が必要な場合は7.0Jの利用を検討してください。

一方、12.0Jでは新たに次の環境での動作を保証します。

OS : Windows 11／Server 2022
開発ツール : Visual Studio 2022
.NET Framework 4.8／4.8.1／.NET 6.／NET 8

本製品にはMultiRow for Windows Forms 7.0Jのライセンスは含まれません。

メンバの変更

非推奨メンバ

次のクラスのメンバであるLoadTemplateメソッドが非推奨(Obsolete)となりました。これらのメンバは互換性のために残されています。旧バージョンから移行したプロジェクトでこれら非推奨メンバが使用されていると、ビルド時に[警告]が表示されますが、動作上の問題はありません。

InputManCellのGcDateTimeCellのDropDownCalendarクラス
PlusPakCellのGcCalendarCellクラス

EncodingCodePageプロパティの追加

次の組み込みのセルバリデータにEncodingCodePageプロパティを追加しました。

文字列の長さの検証（TextLengthValidator）
エンコード形式の検証（EncodingValidator）

7.0J以前のバージョンで提供していたEncodingプロパティは引き続き使用できますが、デザイン画面のCellValidatorコレクションエディタではEncodingCodePageプロパティが追加され、Encodingプロパティが非表示になりました。また、Encodingプロパティが設定済みのプロジェクトでCellValidatorコレクションエディタを開いた場合、Encodingプロパティの設定がEncodingCodePageプロパティの設定に自動的に変換されます。