PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
外観の設定

GcColorPickerCellの外観およびレイアウトのカスタマイズ方法について、以下に解説します。
エディタの設定
デフォルトでは、GcColorPickerCellのエディタの左に現在設定されている色を表すカラーボックスが表示されています。カラーボックスを非表示にしたい場合は、ShowColorBoxプロパティをFalseに設定します。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow
Imports PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak

Dim GcColorPickerCell1 = New PlusPakCell.GcColorPickerCell()
GcColorPickerCell1.ShowColorBox = False

GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(New Cell() {GcColorPickerCell1})
GcMultiRow1.RowCount = 10
using GrapeCity.Win.MultiRow;
using PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak;

PlusPakCell.GcColorPickerCell gcColorPickerCell1 = new PlusPakCell.GcColorPickerCell();
gcColorPickerCell1.ShowColorBox = false;

gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(new Cell[] { gcColorPickerCell1 });
gcMultiRow1.RowCount = 10;

カラーボックス表示の状態



カラーボックス非表示の状態



セルを編集できるようにするには、DropDownStyleプロパティをDropDownに設定します。 
Imports GrapeCity.Win.MultiRow
Imports PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak

Dim GcColorPickerCell1 = New PlusPakCell.GcColorPickerCell()
GcColorPickerCell1.DropDownStyle = GrapeCity.Win.Pickers.DropDownStyle.DropDown

GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(New Cell() {GcColorPickerCell1})
GcMultiRow1.RowCount = 10
using GrapeCity.Win.MultiRow;
using PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak;

PlusPakCell.GcColorPickerCell gcColorPickerCell1 = new PlusPakCell.GcColorPickerCell();
gcColorPickerCell1.DropDownStyle = GrapeCity.Win.Pickers.DropDownStyle.DropDown;

gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(new Cell[] { gcColorPickerCell1 });
gcMultiRow1.RowCount = 10;

DropDownスタイル



DropDownListスタイル

サイドボタンのカスタマイズ

ドロップダウンボタンのカスタマイズ

既定では、GcColorPickerCellのエディタの右側に2つのサイドボタン(ドロップダウンボタンとカラーピッカーボタン)があり、ドロップダウンボタンはドロップダウンダイアログを表示します。カラーピッカーボタンは、色ピッカーの機能を提供します。



ドロップダウンボタンをカスタマイズするには、DropDownButtonクラスを使用します。設定できる主なプロパティは次のとおりです。これらの詳細については、DropDownButtonクラスを参照してください。

プロパティ 説明
BackColor ボタンの背景色を取得または設定します。
ButtonWidth ボタンの幅を取得または設定します。
FlatAppearance セルの FlatStyle が Flat の時、ボタンの境界線の外観と色を取得します。
Position サイドボタンの位置を取得または設定します。
Visible サイドボタンの表示設定を取得または設定します。

カラーピッカーボタンをカスタマイズするには、ColorPickerButtonクラスを使用します。設定できる主なプロパティは次のとおりです。これらの詳細については、ColorPickerButtonクラスを参照してください。

プロパティ 説明
BackColor ボタンの背景色を取得または設定します。
ButtonWidth ボタンの幅を取得または設定します。
FlatAppearance セルの FlatStyle が Flat の時、ボタンの境界線の外観と色を取得します。
Image ボタンに表示するイメージを取得または設定します。
ImageAlign ボタン上でのイメージの配置を取得または設定します。
Position サイドボタンの位置を取得または設定します。
Visible サイドボタンの表示設定を取得または設定します。

サイドボタンへのスピン動作の割り当て

サイドボタンはスピン動作の割り当てを設定するBehaviorプロパティを提供しますが、GcColorPickerCellでは設定値に関わらず無効です。

シンボルボタンへのスピン動作の割り当て

シンボルボタンはスピン動作の割り当てを設定するBehaviorプロパティを提供しますが、GcColorPickerCellでは設定値に関わらず無効です。

サイドボタンが属する親コントロールの取得

各サイドボタンは、Parentプロパティによりそのサイドボタンが属する親コントロールとなるセルを取得できます。
以下のサンプルコードでは、サイドボタンから親コントロールのセルを取得示します。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow
Imports PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak

Dim cell As Cell = DirectCast(GcMultiRow1.Rows(0).Cells(0), PlusPakCell.GcColorPickerCell).SideButtons(0).Parent
Console.WriteLine(cell.Name)
                                                                
using GrapeCity.Win.MultiRow;
using PlusPakCell = GrapeCity.Win.MultiRow.PlusPak;

Cell cell = (gcMultiRow1.Rows[0].Cells[0] as PlusPakCell.GcColorPickerCell).SideButtons[0].Parent;
Console.WriteLine(cell.Name);
                                                                
   
参照

 

 


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