GrapeCity.Win.MultiRow.v80 アセンブリ > GrapeCity.Win.MultiRow 名前空間 : CellNote クラス |
CellNote は、Cell のノートを表示する機能を提供します。
CellNote インスタンスを Cell.Note プロパティに割り当てると、そのセルに対して CellNote が自動的に表示されます。DisplayMode を CellNoteDisplayMode.AlwaysShown に設定すると、CellNote は常に表示されます。DisplayMode を CellNoteDisplayMode.HoverShown に設定すると、マウスが Cell の上に置かれたときに CellNote が表示されます。DisplayMode を CellNoteDisplayMode.NotShown に設定すると、CellNote は常に非表示になります。
CellNote のスタイル、位置、サイズ、表示テキストを指定して、CellNote の外観をカスタマイズできます。また、セクション内で CellNote をドラッグ移動したり、CellNote のサイズを変更することも可能です。CellNote のサイズを変更するとき、全セクション領域を越えることはできません。また、CellNote を全セクション領域の外にドラッグ移動することもできません。
CellNote インスタンスを Cell.Note プロパティに割り当てると、Cell の右上隅に TriangleSymbol が描画されます。この TriangleSymbol の色は CellNoteStyle.TriangleSymbolColor プロパティによって指定できます。TriangleSymbol が表示されるのは編集状態でないときだけです。
CellNote が表示されるとき、CellNote の左上隅から Cell の右上隅に向かう矢印の付いた ConnectingLine がセルと CellNote の内容との間に引かれます。ConnectingLine の色は境界線の色と同じです。
CellNote の ReadOnly が false の場合、CellNote のテキストを編集できます。さらに、CellNoteStyle.LineStyle、CellNoteStyle.LineColor、CellNoteStyle.LineWidth の各プロパティによって CellNote の境界線を指定できます。CellNote の境界線には影を付けることが可能で、CellNoteStyle.ShowShadow プロパティを設定することによって影を描画するかどうかを指定できます。
CellNote を選択すると、CellNote の境界線の周囲にノートマークが表示されます。このマークは、CellNote が編集状態のときと編集状態でないときで異なります。
System.Object
GrapeCity.Win.MultiRow.CellNote