NewRowNeeded イベント

GcMultiRowコントロールのVirtualModeプロパティがtrueの場合に、ユーザーがGcMultiRowの一番下の新規行に移動すると発生します。

構文

Visual Basic (宣言)
C#

Public Event NewRowNeeded As EventHandler(Of RowEventArgs)

public event EventHandler<RowEventArgs> NewRowNeeded

イベントデータ

イベントハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、RowEventArgs 型の引数を受け取りました。次の RowEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ	解説
Row	操作の対象となるRowを取得します。

解説

このイベントは、VirtualModeを使用する際に必要に応じて処理します。このイベントは、（データベースのように）コミットされていない新しい行がアクティブになったときに値を自動生成する場合にのみ、処理する必要があります。このような場合は、このイベントを処理し、RowEventArgsのRowEventArgs.Rowのセルの値を変更します。

GcMultiRowが仮想モードのとき、このイベントを使用して、新しい行に対応する新しいエントリーをデータストアに作成できます。また、行に既定値を格納することも可能です。

使用例

次のサンプルコードは、MulitRowコントロールが仮想モードのときに行の自動追加を実装する方法を示します。このサンプルコードは、VirtualModeプロパティに示されている詳細なコード例の一部を抜粋したものです。

C#
Visual Basic

void gcMultiRow1_NewRowNeeded(object sender, RowEventArgs e)
{
    // Add new row when user move current cell to last new row.
    uncommitNewStudent = new Student(userData.Count, null, 0, 0);
}

Private Sub gcMultiRow1_NewRowNeeded(ByVal sender As Object, ByVal e As RowEventArgs) Handles gcMultiRow1.NewRowNeeded
    ' Add new row when user move current cell to last new row.
    uncommitNewStudent = New Student(userData.Count, Nothing, 0, 0)
End Sub

参照

GcMultiRow クラス
 GcMultiRow メンバ
 VirtualMode プロパティ
 CellValueNeeded イベント
 CellValuePushed イベント
 RowDirtyStateNeeded イベント
 CancelRowEdit イベント