エディタのカスタマイズ
エディタ部分の境界線は BorderStyle プロパティを使用して指定できます。None、 FixedSingle と Fixed3D の3種類を指定できます。FixedSingleが指定されている時、SingleBorderColor プロパティを使用して境界線の色を設定できます。
エディタ部分を編集できないようにするには、DropDownStyle プロパティを DropDownList に設定します。
DropDownスタイル
DropDownListスタイル
エディタ部分を編集できないようにするには、DropDownStyle プロパティを DropDownList に設定します。
GcFontPicker1.DropDownStyle = DropDownList
gcFontPicker1.DropDownStyle = DropDownList;
DropDownスタイル
DropDownListスタイル
サイドボタンのカスタマイズ
ドロップダウンボタンのカスタマイズ
デフォルトでは、GcFontPicker コントロールのエディタの右側にフォント一覧を表示するサイドボタン(ドロップダウンボタン)があります。ドロップダウンボタンをカスタマイズするには、DropDownButton クラスを使用します。設定できる主なプロパティは次のとおりです。これらの詳細については、DropDownButton クラスを参照してください。
プロパティ | 説明 |
---|---|
BackColor | ボタンの背景色を取得または設定します。 |
ButtonWidth | ボタンの幅を取得または設定します。 |
Enabled | サイドボタンが有効かどうかを設定します。 |
FlatAppearance | コントロールの FlatStyle が Flat の時、ボタンの境界線の外観と色を取得します。 |
IsDefaultBehavior | ボタンのデフォルトの動作が有効かどうかを設定します。 |
Position | サイドボタンの位置を取得または設定します。 |
Visible | サイドボタンの表示設定を取得または設定します。 |
ドロップダウンボタンへの既定動作の割り当て
DropDownButton クラスは、既定のドロップダウン動作の割り当てを設定する IsDefaultBehavior プロパティを提供します。GcFontPicker コントロールでは、IsDefaultBehavior プロパティを True に設定すると、ドロップダウンボタンにはフォントのドロップダウンリストを表示する動作が割り当てられます。
サイドボタンへのスピン動作の割り当て
SideButton クラスは、サイドボタンにスピン動作の割り当てる Behavior プロパティを提供します。また、Behavior プロパティに設定した値により、Interval プロパティと Text プロパティの初期値が自動的に変更されます。Behavior プロパティに設定可能な値は以下の通りです。
Behaviorの値 | 説明 | Intervalプロパティの初期値 | Textプロパティの初期値 |
---|---|---|---|
None | スピン動作を割り当てません。 | 0 | なし |
SpinUp | スピンアップ(値を増加)の動作を割り当てます。 | 60 | "+" |
SpinDown | スピンダウン(値を減少)の動作を割り当てます。 | 60 | "-" |
シンボルボタンへのスピン動作の割り当て
SymbolButton クラスは、サイドボタンにスピン動作を割り当てる Behavior プロパティを提供します。また、Behaviorプロパティに設定した値により、Interval プロパティ、Symbol プロパティおよび SymbolDirection プロパティの初期値が自動的に変更されます。Behaviorプロパティに設定可能な値は以下の通りです。
Behaviorの値 | 説明 | Intervalプロパティの初期値 | Symbolプロパティの初期値 | SymbolDirectionプロパティの初期値 |
---|---|---|---|---|
None | スピン動作を割り当てません。 | 0 | None | Left |
SpinUp | スピンアップ(値を増加)の動作を割り当てます。 | 60 | Arrow | Up |
SpinDown | スピンダウン(値を減少)の動作を割り当てます。 | 60 | Arrow | Down |
サイドボタン、シンボルボタンに割り当てられるスピン機能の詳細については「タッチ機能 (GcFontPicker)」の以下の項目を参照してください。
- コントロールのスピン機能
- サイドボタンを利用する
- スピンボタンをシンボルボタンで置き換える
サイドボタンが属する親コントロールの取得
各サイドボタンは、Parentプロパティによりそのサイドボタンが属する親コントロールを取得できます。以下のサンプルコードは、サイドボタンから親コントロールを取得する例を示します。
Dim ctrl1 As Control = GcFontPicker1.SideButtons(0).Parent Console.WriteLine(ctrl1.Name)
Control ctrl1 = gcFontPicker1.SideButtons[0].Parent; Console.WriteLine(ctrl1.Name);