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ドロップダウンダイアログの設定

GcFontPickerコントロールのドロップダウンダイアログのカスタマイズ方法について、以下に解説します。

ドロップダウンダイアログのカスタマイズ
GcFontPicker のドロップダウンリストに表示される項目の内容および外観はカスタマイズすることが可能です。ドロップダウンリストをカスタマイズするには、次のプロパティを設定します。



プロパティ 説明
ItemStyle ドロップダウンリストに含まれる項目のスタイルを指定するItemStyleオブジェクトを取得します。
ShowPreferredFonts お気に入りのフォントを表示するかどうかを示す値を取得または設定します。
PreferredFonts お気に入りのフォントのコレクションを取得または設定します。
ShowRecentlyUsedFonts 最近使用したフォントを表示するかどうかを示す値を取得または設定します。
RecentlyUsedFonts 最近使用したフォントのコレクションを取得または設定します。
RecentlyUsedFontsCount 最近使用したフォントで表示できる数を取得または設定します。

お気に入りのフォントや最近使用したフォントに項目を追加するには、設計時にコントロールのスマートタグから「お気に入りのフォントの編集...」「最近使用したフォントの編集...」をクリックするか、プロパティウィンドウで PreferredFonts および RecentlyUsedFonts プロパティの右側に表示されるボタンをクリックし、FontInfoコレクションエディタを開いて行います。

コードからは以下のようにしてドロップダウンダイアログをカスタマイズします。

Imports GrapeCity.Win.Pickers

' お気に入りのフォントに推奨のフォントを設定します
GcFontPicker1.ShowPreferredFonts = True
GcFontPicker1.PreferredFonts.AddRange(New FontInfo(){ _
    New FontInfo("Meiryo UI","既定"), _
    New FontInfo("Segoe UI","") _
})
GcFontPicker1.SelectedFontInfo = GcFontPicker1.PreferredFonts[0];

' 最近使用したフォントを設定します
GcFontPicker1.ShowRecentlyUsedFonts = True
GcFontPicker1.RecentlyUsedFonts.AddRange(New FontInfo(){ _
    New FontInfo("MS UI Gothic",""), _
    New FontInfo("MS ゴシック","") _
})
using GrapeCity.Win.Pickers;

// お気に入りのフォントに推奨のフォントを設定します
gcFontPicker1.ShowPreferredFonts = true;
gcFontPicker1.PreferredFonts.AddRange(new FontInfo[]{
    new FontInfo("Meiryo UI","既定"),
    new FontInfo("Segoe UI","")
});
gcFontPicker1.SelectedFontInfo = gcFontPicker1.PreferredFonts[0];

// 最近使用したフォントを設定します
gcFontPicker1.ShowRecentlyUsedFonts = true;
gcFontPicker1.RecentlyUsedFonts.AddRange(new FontInfo[]{
    new FontInfo("MS UI Gothic",""),
    new FontInfo("MS ゴシック","")
});




ドロップダウンウィンドウの外観や動作をカスタマイズするには、DropDownSettings プロパティを使用します。DropDownSettingプロパティはFontPickerDropDownSettings クラスによってGcFontPicker コントロールのドロップダウンウィンドウの外観や動作をカスタマイズします。

ドロップダウンウィンドウのサイズはSize プロパティで設定します。最大サイズは、MaximumSize、最小サイズはMinimumSize プロパティで指定することが可能です。ドロップダウンウィンドウの幅を最も長いフォント名に合わせて自動的に設定したい場合にはAutoSize プロパティをTrue に設定します。

デフォルトではドロップダウンウィンドウのリサイズが可能です。下部にサイズ変更用のリサイズグリップが表示されます。リサイズグリップを非表示にしてリサイズを許可しないようにするには、AllowResize プロパティをFalse に設定します。

AllowResize = True AllowResize = False

ドロップダウンウィンドウを表示する方向やアニメーション効果などの変更も可能です。これらを変更する場合には下記プロパティを設定します。
プロパティ名 説明
AutoDropDown フォーカスを取得した直後にドロップダウンウィンドウを表示するかどうかを取得または設定します。
DropDownDirection ドロップダウンウィンドウを表示する方向を取得または設定します。
OpeningAnimation ドロップダウンウィンドウが開くときに使用するアニメーション効果の種類を取得または設定します。
ClosingAnimation ドロップダウンウィンドウが閉じるときに使用するアニメーション効果の種類を取得または設定します。
ShowShadow ドロップダウンウィンドウの影を表示するかしないかを取得または設定します。
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