GcTouchToolBarコントロールではコピーや貼り付けなど、デフォルトツールボタンの動作として用意されたアクションをツールボタンに設定できるほか、独自のアクションを設定することができます。独自のアクションを作成してタッチツールバー上のツールボタンに割り当てることで、ツールボタンの押下に応じて独自の動作を実行させることが可能です。
独自のアクションを作成しタッチツールバー上で利用するには、下記の手順でアクションを作成し、ツールボタンに割り当てる必要があります。
- カスタムアクションの作成
- ツールボタンへのカスタムアクション設定
上記の手順について詳細を解説します。
1.カスタムアクションの作成
GcTouchToolBarにはカスタムアクション用のインターフェイス(ITouchBarAction)が実装されており、これを使用して独自のアクションを作成します。
ITouchBarActionインターフェイス
以下のサンプルコードはタッチツールバーに追加した独自のアイテムをタップしたときにメッセージボックスを表示するカスタムアクションクラスの実装例です。
2.ツールボタンへのカスタムアクション設定
作成したアクションはTouchToolBarItem コレクションエディターやコードから、タッチツールバー上のツールボタンに設定できます。
TouchToolBarItem コレクションエディターからの設定下記の手順にしたがって操作を行うことで、TouchToolBarItem コレクションエディターからの設定が可能です。
- gcTouchToolBarのスマートタグから「ツールボタンの編集...」を選択し、TouchToolBarItem コレクションエディターを起動します。
- エディタ画面のメンバー欄からカスタムアクションを割り当てたいアイテムを選択します。
- プロパティウィンドウのActionプロパティでは作成したアクションが選択可能になっているので、これを選択しOKボタンを押して設定を完了します。
コードからの設定コードから動的にカスタムアクションを設定する場合には、タッチツールバーのアイテムが保有する
Actionプロパティにアクセスして、直接アクションを設定します。以下のサンプルはタッチツールバー上にある先頭のアイテムを取得してカスタムアクション”CustomToolBarAction”を設定する例です。