MESCIUS PlusPak for Windows Forms 12.0J
スライダーの設定

GcTrackBar コントロールのスライダーの設定方法について、以下に解説します。

値の設定
スライダーの位置を設定するには Value プロパティを使用します。

GcTrackBar.Valueプロパティは、最初のスライダーの位置を設定します。
GcTrackBar1.Value = 5
gcTrackBar1.Value = 5;

コントロール上に複数のスライダーが存在する場合はThumb.Valueプロパティを使用して、各スライダーの位置を設定します。
GcTrackBar1.Thumbs(1).Value = 5
GcTrackBar1.Thumbs(2).Value = 7
gcTrackBar1.Thumbs[1].Value = 5;
gcTrackBar1.Thumbs[2].Value = 7;
スライダーの追加
スライダーを追加するには、スマートタグの[スライダーの編集...]をクリックするか、プロパティウィンドウの Thumbs プロパティから開かれる「Thumb コレクション エディター」ダイアログで[追加]ボタンをクリックします。
また、コードからスライダーを追加するには、ThumbCollection の Add メソッドまたは AddRange メソッドを使用します。

次のコードは、Add メソッドを使用してスライダーを1つ追加します。
Dim thumb2 As New GrapeCity.Win.Bars.Thumb()
thumb2.Name = "thumb2"
thumb2.Value = 5

GcTrackBar1.Thumbs.Add(thumb2)
GrapeCity.Win.Bars.Thumb thumb2 = new GrapeCity.Win.Bars.Thumb();
thumb2.Name = "thumb2";
thumb2.Value = 5;

gcTrackBar1.Thumbs.Add(thumb2);
スライダーの削除
スライダーを削除するには、スマートタグの[スライダーの編集...]をクリックするか、プロパティウィンドウの Thumbs プロパティから開かれる「Thumb コレクション エディター」ダイアログで[削除]ボタンをクリックします。
また、コードからスライダーを削除するには、ThumbCollection の Remove メソッドまたは RemoveAt メソッドを使用します。
次のコードは、RemoveAt メソッドを使用してスライダーを1つ削除します。
GcTrackBar1.Thumbs.RemoveAt(1)
gcTrackBar1.Thumbs.RemoveAt(1);
トラックの表示方向の設定
Orientationプロパティを使用すると、トラックの表示方向を垂直または水平に設定できます。

次のコードは、トラックを垂直方向に表示します。
GcTrackBar1.Orientation = Orientation.Vertical
gcTrackBar1.Orientation = Orientation.Vertical;
ドラッグモードの設定
GcTrackBar コントロールはDragModeプロパティを使用して、スライダーをドラッグする場合の動作を指定することができます。ドラッグモードは次の3種類から指定することができます。
DragMode 説明
Free 他のスライダーを追い越して移動できます。
Neighbor 他のスライダーより先に移動することができません。
Trunk 他のスライダーも一緒に移動します。


次のコードは、ドラッグモードを Free に設定します。
GcTrackBar1.DragMode = GrapeCity.Win.Bars.DragMode.Free
gcTrackBar1.DragMode = GrapeCity.Win.Bars.DragMode.Free;
範囲の設定
トラックバーの範囲はMaximumプロパティとMinimumプロパティで設定できます。
GcTrackBar1.Maximum = 10
GcTrackBar1.Minimum = 5
gcTrackBar1.Maximum = 10;
gcTrackBar1.Minimum = 5;
バーをクリックした場合の動作の設定
トラックバーのバーをクリックした場合にスライダーが移動する動作はAllowMoveToPointプロパティとLargeChangeプロパティによって決定されます。

AllowMoveToPoint プロパティを True に設定した場合、バーをクリックしたポイントまでスライダーが移動します。


GcTrackBar1.AllowMoveToPoint = True
gcTrackBar1.AllowMoveToPoint = true;

AllowMoveToPoint プロパティを False に設定した場合は LargeChange プロパティに設定された値によって、スライダーが移動するポイントが決定されます。


GcTrackBar1.AllowMoveToPoint = False
GcTrackBar1.LargeChange = 3
gcTrackBar1.AllowMoveToPoint = false;
gcTrackBar1.LargeChange = 3;
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