PowerTools PlusPak for Windows Forms 8.0J
レイアウト

タブ間の水平方向、垂直方向のスペースやタブ領域の高さ、段差表示、ウィザード形式など、タブのレイアウト機能について説明します。

開始位置
開始位置とは、コントロール端からの先頭タブの位置を指します。開始位置は、TabIndentationプロパティで設定します。値は 0 より大きい数値を指定する必要があります。



GcTabControl1.TabIndentation = 90
gcTabControl1.TabIndentation = 90;
タブ間の水平方向のスペース
タブ間の水平方向のスペースは TabSpace プロパティで設定します。設定値に 0 より大きい値をセットした場合は、タブ間のスペースが開きます。反対に 0 より小さい値をセットした場合は、隣り合ったタブが重なり、全体の幅が狭まります。





' タブ間の水平方向のスペース
GcTabControl1.TabSpace = 50
'GcTabControl1.TabSpace = -50
// タブ間の水平方向のスペース
gcTabControl1.TabSpace = 50;
//gcTabControl1.TabSpace = -50;
タブ間の垂直方向のスペース
タブ間の垂直方向のスペースは、タブを複数段に表示した場合に有効になります。複数段表示は GcTabControl.Multilineプロパティ で設定します。タブ間の垂直方向のスペースは GcTabControl.RowSpaceプロパティで設定します。設定値に 0 より大きい値をセットした場合は、タブ間のスペースが開きます。反対に 0 より小さい値をセットした場合は、上下タブが重なり、全体の幅が狭まります。



' 複数段表示に設定します
GcTabControl1.Multiline = True
' タブ間の垂直方向のスペース
GcTabControl1.RowSpace = 10
'GcTabControl1.RowSpace = -10
// 複数段表示に設定します
gcTabControl1.Multiline = true;
// タブ間の垂直方向のスペース
gcTabControl1.RowSpace = 10;
//gcTabControl1.RowSpace = -10;
タブ領域の高さ
タブ領域の高さとは、タブを表示している領域の背景の表示スペースを指します。タブ領域の高さはTabsHeightプロパティで設定します。設定値の -1 は自動的にタブ領域の高さを調節します。任意の高さにする場合は -1 より大きい値を設定します。



' タブ領域の高さ
GcTabControl1.TabsHeight = 50
// タブ領域の高さ
gcTabControl1.TabsHeight = 50;
段差表示
段差表示は、タブを複数段に表示しているとき、各段を左右にスライドして段差を強調した外観にします。スライドの幅は GcTabControl.PageSpace プロパティで設定します。設定値は 10 から -10 の間で行います。



' 複数段表示に設定します
GcTabControl1.Multiline = True
' 段差表示に設定します
GcTabControl1.PageSpace = 10
'GcTabControl1.PageSpace = -10
// 複数段表示に設定します
gcTabControl1.Multiline = true;
// 段差表示に設定します
gcTabControl1.PageSpace = 10;
//gcTabControl1.PageSpace = -10;
ウィザード形式
タブを表示せずにページ送りが可能なウィザード形式のレイアウトです。ウィザード形式は GcTabControl.LayoutStyleプロパティ を Wizard に設定することで使用します。



' レイアウトをウィザード形式にします
GcTabControl1.LayoutStyle = GrapeCity.Win.Containers.LayoutStyle.Wizard
// レイアウトをウィザード形式にします
gcTabControl1.LayoutStyle = GrapeCity.Win.Containers.LayoutStyle.Wizard;
参照