PowerTools PlusPak for Windows Forms 8.0J
タッチ機能

GcTabControlコントロールでは、次のタッチ操作に最適化した機能を備えています。

タッチによるスクロール

GcTabControlでは、タッチ操作でコントロールの内容をスクロールできます。スクロールの動作は、タッチ操作を行った場合に有効になるため、プロパティによる設定を行う必要はありません。

GcTabControl コントロールのタブページは、GcTabPage.AutoScrollプロパティに Trueを設定すると、タブページにコントロールが収まりきらない場合はスクロールバーを表示します。この場合、タブページ内で垂直方向にスライドするとタブページがスクロールします。

ただし、水平方向へのスクロールを行うには、垂直方向にスライドさせてから、続けて水平方向にスライドさせる2段階の操作が必要になります。

  • .NET Framework標準のTabControlでも、水平方向にスクロールするためには2段階の操作が必要です。

また、GcTabControl.AllowDragDropプロパティに True を設定すると、タブをタッチ操作のドラッグで移動することができます。

ナビゲーションボタンのサイズ

NavigatorStyle.Sizeプロパティで、タブのナビゲーションボタンのサイズを変更できます。

' タブの高さを設定します。
GcTabControl1.TabsHeight = 35
' ナビゲーションボタンのサイズを設定します。
GcTabControl1.NavigatorStyle.Size = New Size(30, 30)
// タブの高さを設定します。
gcTabControl1.TabsHeight = 35;
// ナビゲーションボタンのサイズを設定します。
gcTabControl1.NavigatorStyle.Size = new Size(30, 30);

  • NavigatorStyle.Size プロパティの設定はマウス操作の場合にも有効です。
ナビゲーションボタンの長押し
ナビゲーションボタンを長押しすることで自動繰り返しが行われ、画面上に表示されるタブが切り替わります。


コンテキストメニューの拡大
コマンドアイコン で表示するタブリストをタッチ操作で表示したした場合、マウス操作で表示するタブリストよりも項目間のスペースが大きいサイズで表示できます。


タッチ操作で表示するタブリストの大きさは CommandIconList.TouchContextMenuScaleプロパティで設定できます。

GcTabControl1.CommandIconList.TouchContextMenuScale = 2.5F
gcTabControl1.CommandIconList.TouchContextMenuScale = 2.5F;
参照