GrapeCity Secure Mail for .NET 4.0J > 基本的な使用方法 > コンポーネントの使用手順 > 参照設定に追加して使用する |
本製品は、コンポーネントをフォームに貼り付けて使用する方法のほかに、プロジェクトの参照設定に本製品のアセンブリを追加する方法でも使用できます。後者は、以下のような形式のプロジェクトで本製品を使用する場合の方法です。
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参照設定に追加して使用する場合、licenses.licxファイルの作成は自動的に行われませんので、開発者が手動で行う必要があります。作成の手順については「licenses.licxファイルを手動で作成する」をご覧ください。 |
参照設定にアセンブリを追加する方法で、Windowsフォームアプリケーションを作成する手順は以下のとおりです。Windowsフォームアプリケーションの場合、コンポーネントをフォームに貼り付けて使用する方法の方が簡単に作成できますが、比較のため同じアプリケーションを作成します。
Visual Studioを起動します。
[ファイル]メニューから[新しいプロジェクト]を選択します。
[新しいプロジェクト]ダイアログ上で、任意の言語([Visual Basic]または[Visual C#])を選択し、次に「Windows フォーム アプリケーション」を選択します。プロジェクト名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
[プロジェクト]メニューから[参照の追加]を選択します。
[参照の追加]ダイアログの[.NET]タブ上で、以下のコンポーネントを選択し、[OK] ボタンをクリックします。
コンポーネント名 | バージョン | ランタイム | パス |
---|---|---|---|
PowerTCP Mail for .NET | 4.x.x.x | v4.0.30319 | <本製品のインストールフォルダ>\Bin\v4.x.x.x\Dart.Mail.dll |
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「licenses.licxファイルを手動で作成する」の手順で、プロジェクトにlicenses.licxファイルを追加し、Smtpコンポーネントの情報を記載します。
Form1クラスのコードを表示し、Smtpコンポーネントのインスタンスを生成するコード(後述)を記述します。
ツールボックスからフォーム上に、標準のButtonコントロールをドラッグ&ドロップします。
フォーム上のButtonコントロールをダブルクリックすると、Clickイベントのイベントハンドラが追加されるので、その中にSmtpでメールを送信するコードを記述します。
また、ソースファイルの先頭に、名前空間の参照文(Visual BasicではImports、C#ではusing)を記述します。
Form1クラスのコードは、最終的に以下のようになります。
[デバッグ]メニューの[デバッグ開始]を選択すると、アプリケーションがビルドされ、実行されます。
フォーム上のボタンをクリックすると、SMTPサーバーへの接続と、メールの送信が行われます。