MESCIUS SPREAD for ASP.NET 10.0J > 開発者の手引き > 状態管理 > セッションに保存 |
セッション状態は、サーバー ベースの状態管理機能を実現します。データはユーザーごとに、個別のブラウザ セッションに保存されます。セッション状態の使用は、ビューステートに保存するにはデータが大きい場合に適しています。
なお、デフォルトでは状態管理の情報はセッションに保存されます。
セッション状態を使用する利点は次のとおりです。
セッション状態を使用する欠点は、パフォーマンスに影響が出ることです。 セッション状態変数は、削除または置換されるまでサーバーのメモリ内に置かれます。このため、サーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。大きなデータベースなどの情報ブロックを保持するセッション状態変数は、サーバーの負荷を増大させるため、Web サーバーのパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合もあります。
FpSpread クラスのSaveViewStateToSession プロパティがtrueに設定されていると、ビューステートのデータがセッションに保存されます。既定値はtrueです。独自に状態管理をセッションに保存したい場合は、SheetView クラスのIsTrackingViewState プロパティをtrueに設定ます。発生するSaveOrLoadSheetState イベントを利用してセッション状態を処理します。
※SaveViewStateToSessionプロパティの有無にかかわらず、SaveOrLoadSheetState イベントは発生します。