セル型は、個々のセル、セル範囲、列、行、また名前付きスタイルを使用するとシート全体に対して設定できます。セル型についても「オブジェクトの親子関係」が適用され、セルレベルで設定されたセル型の優先順位が最も高くなります。
設定方法
適用するセル型を作成し、各オブジェクトや、名前付きスタイルのCellType プロパティに設定します。CellType プロパティを搭載するオブジェクトは以下のとおりです。
また、セルにどのセル型が設定されているか調ベるには、SheetView クラスのGetCellType メソッドを使用します。Visual Basicの場合はTypeOf...Is式、C#の場合はis演算子を使用することでセル型を確認できます。
サンプルコード
次のサンプルコードは、行、列および特定のセルにセル型を設定する例です。
// 先頭行全体に行準型セルを適用します。
FpSpread1.Rows[0].CellType = new FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType();
// 2列目全体にボタン型セルを適用します。
FarPoint.Web.Spread.ButtonCellType buttonCell = new FarPoint.Web.Spread.ButtonCellType();
buttonCell.Text = "ボタン";
FpSpread1.Columns[3].CellType = buttonCell;
// 先頭行1列目のセルのみ日付型セルを適用します。
FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType dateTimeCell = new FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType();
dateTimeCell.FormatString = "yyyy年M月d日";
FpSpread1.Cells[0, 1].CellType = dateTimeCell;
' 先頭行全体に行準型セルを適用します。
FpSpread1.Rows(0).CellType = New FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType()
' 2列目全体にボタン型セルを適用します。
Dim buttonCell As New FarPoint.Web.Spread.ButtonCellType()
buttonCell.Text = "ボタン"
FpSpread1.Columns(3).CellType = buttonCell
' 先頭行1列目のセルのみ日付型セルを適用します。
Dim dateTimeCell As New FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType()
dateTimeCell.FormatString = "yyyy年M月d日"
FpSpread1.Cells(0, 1).CellType = dateTimeCell
SPREADデザイナでの設定
- プレビューエリアで、セル型を設定する1つまたは複数のセルを選択します。
- [ホーム]タブを選択します。
- [セル型]グループボックスから、現在のセル型アイコン(既定では「標準」)をクリックします。
- スタイルエディタが[セル型]タブを選択した状態で起動します。
- セル型の各設定は、スタイルエディタの[セル型]タブで行います。
- 〈適用〉または〈OK〉ボタンにより設定を適用し、スタイルエディタを閉じます。
デザイナでの設定例については、セルのカスタマイズを参照してください。
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