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セルの概要

セルを処理するには、コードからセルのコレクションを参照してセルオブジェクトを操作するか、モデルを操作します。 大幅なカスタマイズを行わないのであれば、ほとんどの場合は、セルオブジェクトを操作するほうが容易です。

特定のセルに適用する設定は、列または行レベルの設定を上書きすることに注意してください。 詳細については、「オブジェクトの親子関係」を参照してください。

セルの設定は、セル型によって定義されます。 セル型に関する設定の詳細については、「セル型」を参照してください。

セルオブジェクトとセルの参照

セルオブジェクトはCell クラスで定義され、セルコレクション(Cells クラス)に追加されています。また、セルコレクションは、シートのCells プロパティから参照されます。

特定のセルはインデクサを使用して参照します。次のサンプルコードは、2行3列目のセルに値を設定します。

FpSpread1.ActiveSheetView.Cells[1, 2].Value = "セルの値";
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells(1, 2).Value = "セルの値"

セル範囲

セルの範囲を指定して、これらの全セルに対してプロパティや動作を定義することができます。セル範囲の指定にもインデクサを使用します。

次のサンプル コードは、2〜4行目および2〜5列目の範囲にあるセルの範囲に共通の値を設定する例です。

FarPoint.Web.Spread.Cell cellRange;
cellRange = fpSpread1.ActiveSheetView.Cells[1, 1, 3, 4];
cellRange.Value = "セルの値";
Dim range1 As FarPoint.Web.Spread.Cell
range1 = fpSpread1.ActiveSheetView.Cells(1, 1, 3, 4)
range1.Value = "セルの値"

SPREAD デザイナ

SPREAD デザイナでは、プレビューエリアでセルおよびセル範囲を選択することで、プロパティグリッドからプロパティを設定することができます。また、セル、列、行エディタでも個別セルおよびセル範囲の設定が可能です。

セルの設定例については「セルのカスタマイズ」を参照してください。

クライアント側スクリプト

クライアント側では以下のメソッドを使用してセルオブジェクトを取得または設定できます。

メソッド 説明
Cells メソッド セルオブジェクトを取得または設定します。
GetCellByRowCol メソッド 行および列インデックスから指定のセルを取得します。
SetActiveCell メソッド アクティブセルを設定します。

なお、各セルにはクライアント側でのプロパティ設定が可能です。設定可能な機能については、Cells メソッドを参照してください。

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