SPREAD for ASP.NET 10.0J パフォーマンスガイドライン > 高速化のための10のTips |
「SPREADの仕組み」でも解説したように、Webアプリケーションの性能を改善するには、大量のデータを一度に表示することを回避する工夫が必要です。応答データの送受信に費やす時間、Webページの描画に費やす時間が増えることでアプリケーションの性能に影響を与えてしまうためです。それに加えてサーバー側の処理でも、使用するサーバーリソースを抑制するようなコーディングを心掛ける必要があります。
本項では「出力されるHTMLのデータ量を減らす方法 」により高速化を行うTipsを6つ、「サーバー側の処理の改善」により高速化を行うTipsを4つ、計10個のTipsを紹介します。
SPREADの設定がどのようにHTML出力に影響するかに加え、実際のレスポンスを弊社Webサイトで公開しているパフォーマンスデモの計測結果を交えながら解説していきます。
「パフォーマンスデモ - SPREAD for ASP.NET 10.0J」
なお、製品のパフォーマンスはご利用のサーバー/クライアント環境に大きく依存します。記事内に記載されている内容はいずれも一定のパフォーマンスを保証するものではなく、開発時の目安としてご参考にしていただければと思います。
本ガイドラインでは、製品の機能および実装方法によりパフォーマンスを改善できる方法を紹介していきますが、シート上に出力する対象データが多ければ多いほど消費するメモリ量が大きくなり、その動作そのものは製品側で回避することができません。使用するサーバーの搭載メモリ容量を増やす、またはアプリケーションの仕様を再検討して画面構成を見直すなどの抜本的な対応を必要とする場合もあります。また、以下の情報もあわせてご確認ください。
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