SPREAD for ASP.NET 10.0J パフォーマンスガイドライン > SPREADの仕組み > Webアプリケーションの仕組み |
SPREADに限らずWebアプリケーションは、実際に通信されるHTML、JavaScript、CSSなどの文字量が表示時間、つまりパフォーマンスに影響します。クライアントのブラウザ上に描画されるリッチな画面は、これらのファイルにより構成されているためです。
ユーザーがブラウザを起動しURLを入力すると、インターネットまたはイントラネットを経由しWebサーバーから該当するページのHTMLページを取得します。つまり、ネットワークの通信速度やHTMLのデータ量がクライアントマシンへのダウンロード時間に影響することになります。また、WebアプリケーションはWindows Formsアプリケーションとは異なり、ブラウザに直接描画命令を行っているわけではありません。画面上のすべてのオブジェクトは、ブラウザがHTML、JavaScript、CSSなどを解釈し画面に描画しています。そのためHTMLが複雑になると、描画時間もそれに比例する形で増加していきます。なお、これらの描画時間はブラウザによって大きく異なり、同じInternet Explorerでもバージョンによって差異がみられるケースも少なくありません。
SPREADも一般的なWebアプリケーションと同様にHTML、CSS、JavaScriptファイルなどから構成されています。以下に、SPREADを構成する主なファイル構成を示します。
ブラウザ上にオブジェクトを描画する方法として、Adobe Flash Playerのようにブラウザ上のプラグインがその描画を担う方法もありますが、SPREADではプラグインなどを必要とせず、あくまでHTMLとしてブラウザ上に描画されています。そのため、クライアント環境にプラグインなどを別途インストールする必要はありません。