SpreadJS製品ヘルプ
ボックスプロットスパークライン
SpreadJS > 開発者の手引き > 機能 > データ視覚化とオブジェクトの管理 > スパークライン > ボックスプロットスパークライン

BoxPlotSparklineの数式とセル値を使用して、ボックスプロットスパークラインを作成できます。

ボックスプロットスパークラインには、次のオプションを使用できます。

オプション 説明
points セル範囲を表す参照。表示するすべての値を保持するセル範囲となります。「A1:A4」など。
boxPlotClass Q1は第1四分位数(25%)、Q3は第3四分位数(75%)、IQRは四分位範囲(Q3 - Q1)を表します。
5ns: 五数要約。ひげは最小値および最大値を終端とし、中央値を示し、外れ値はありません。
7ns: 七数要約。ひげは2%百分位数、98%百分位数を終端とし、9%百分位数および91%百分位数の位置にハッチマークを付けます。2%百分位数および98%百分位数を超えた範囲が外れ値となります。
tukey: ひげは値(Q1からQ1 - 1.5*IQRまでの最小データ点。このようなデータ点が存在する場合はこのデータ点を使用し、それ以外の場合は最小値を使用する)と値(Q3からQ3 + 1.5 * IQRまでの最大データ点。このようなデータ点が存在する場合はこのデータ点を使用し、それ以外の場合は最大値を使用する)を終端とします。Q1 - 1.5*IQRおよびQ3 + 1.5 * IQRを超える値を外れ値、Q1 - 3 * IQRおよびQ3 + 3 * IQRを超える値を極端な外れ値とします。
bowley: ひげは最小値および最大値を終端とし、10%百分位数および90%百分位数の位置にハッチマークを付けます。外れ値はありません。
sigma3: ひげは値(平均 - 2 * 標準偏差 > scaleStart ? 平均 - 2 * StDev :  最小値)と値(平均 + 2 * 標準偏差 < scaleEnd ? 平均 = 2 * 標準偏差 : 最大値)を終端とし、平均 +/- 標準偏差の位置にボックスを描画します。平均 - 2 * 標準偏差、および平均 + 2 * 標準偏差を超える値を外れ値とし、平均 - 3 * 標準偏差、および平均 + 3 * 標準偏差を超える値を極端な外れ値とします。
showAverage 平均値を表示するかどうかを示すブール値。オプションの設定値であり、デフォルト値はfalseです。
scaleStart スパークラインの下限を表す数値または参照。「1」、「A6」など。オプションの設定値であり、デフォルト値はすべての値の最小値です。
scaleEnd スパークラインの上限を表す数値または参照。「8」、「A7」など。オプションの設定値であり、デフォルト値はすべての値の最大値です。
acceptableStart 許容範囲を示す直線の開始位置を表す数値または参照。「3」、「A8」など。オプションの設定値であり、デフォルト値は「なし」です。
acceptableEnd 許容範囲を示す直線の終了位置を表す数値または参照。「5」、「A9」など。オプションの設定値であり、デフォルト値は「なし」です。
colorScheme スパークラインのボックスの色を表す文字列。オプションの設定値であり、デフォルト値は「#D2D2D2」です。
style

スパークラインのスタイルを表す数値または参照。オプションの設定値であり、デフォルト値は0(クラシカル)です。styleには0または1を指定できます。

0: ひげを直線で、外れ値を円で表示

1: ひげを長方形で、外れ値を直線で表示

vertical スパークラインを垂直方向に表示するかどうかを示すブール値。オプションの設定値であり、デフォルト値はfalseです。

次の図は、5nsオプションに基づくスパークラインの各領域を示します。

ボックスプロットスパークラインの数式には、次の書式を使用します。

=BOXPLOTSPARKLINE(points, boxPlotClass, showAverage, scaleStart, scaleEnd, acceptableStart, acceptableEnd, colorScheme, style, vertical)

コードの使用

次のサンプルコードは、ボックスプロットスパークラインを作成します。

JavaScript
コードのコピー
activeSheet.setValue(0, 2, 60);
activeSheet.setValue(0, 3, 78);
activeSheet.setValue(0, 4, 54);
activeSheet.setValue(0, 5, 0);
activeSheet.setValue(0, 6, 99);
activeSheet.setValue(0, 7, 86);
activeSheet.setValue(0, 8, 98);
activeSheet.setValue(0, 9, 75);
activeSheet.setValue(0, 10, 76);
activeSheet.setValue(0, 11, 80);
activeSheet.setValue(0, 12, 85);
activeSheet.setValue(0, 13, 86);
activeSheet.setValue(0, 14, 65);
activeSheet.setValue(0, 15, 88);
activeSheet.getRange(0, -1, 1, -1, GC.Spread.Sheets.SheetArea.viewport).height(90);
activeSheet.setFormula(0,1,'=BOXPLOTSPARKLINE(C1:P1,"5ns",TRUE,0,100,-1,100,"red",0,FALSE)');
関連トピック