PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
拡張フィルタリング

拡張フィルタリングを有効にすると、ユーザーには、フィルタインジケータから下図のドロップダウンリストが表示されます。拡張フィルタリングを有効にするには、SheetViewクラスのAutoFilterModeプロパティにAutoFilterMode列挙体のEnhancedContextMenuを設定します。

拡張フィルタリングでは、ドロップダウンリストにソートメニューを表示し、ユーザー設定の並べ替えダイアログを表示できます。詳しくは、以下の項目を参照してください。

フィルタ一覧

既定で表示されるフィルタは、列のデータによって決まります。 数値、テキスト、日付、または色を対象としたフィルタが使用できます。

それぞれのデータで提供されるフィルタは、次のとおりです。

数値フィルタ
指定の値に等しい 行内の値が条件と等しい
指定の値に等しくない 行内の値が条件と等しくない
指定の値より大きい 行内の値が条件より大きい
指定の値以上 行内の値が条件と等しいか、より大きい
指定の値より小さい 行内の値が条件より小さい
指定の値以下 行内の値が条件と等しいか、より小さい
指定の範囲内 行内の値が、1つの条件より大きく、もう1つの条件より少ない
トップテン 上位10位の行内の値
平均より上 全行内の値の平均値を超える行内の値
平均より下 全行内の値の平均値を下回る行内の値
ユーザー設定フィルタ カスタムフィルタの条件に適合する行内の値
テキストフィルタ
指定の値に等しい 行内の値が条件と等しい
指定の値に等しくない 行内の値が条件と等しくない
指定の値で始まる 行内の値が指定の文字で始まる
指定の値で終わる 行内の値が指定の文字で終わる
指定の値を含む 行内の値が指定の文字を含む
指定の値を含まない 行内の値が指定の文字を含まない
ユーザー設定フィルタ カスタムフィルタの条件に適合する行内の値
日付フィルタ
指定の値に等しい 行内の値が条件と等しい
指定の値より前 行内の値が条件より以前の日付に該当
指定の値より後 行内の値が条件より後の日付に該当
指定の範囲内 行内の値が、条件として指定された2つの日付による期間内の日付に該当
明日 行内の値が明日の日付に該当
今日 行内の値が今日の日付に該当
昨日 行内の値が昨日の日付に該当
翌週 行内の値が翌週中の日付に該当
今週 行内の値が今週中の日付に該当
先週 行内の値が先週中の日付に該当
翌月 行内の値が翌月中の日付に該当
今月 行内の値が今月中の日付に該当
先月 行内の値が先月中の日付に該当
来四半期 行内の値が翌四半期中の日付に該当
今四半期 行内の値が今四半期中の日付に該当
前四半期 行内の値が前四半期中の日付に該当
来年 行内の値が翌年中の日付に該当
今年 行内の値が今年中の日付に該当
昨年 行内の値が昨年中の日付に該当
今年の初めから今日まで 行内の値が今年の初めから今日の日付までの期間に該当
期間内の全日付 行内の値が、指定の期間内の日付に該当
ユーザー設定フィルタ カスタムフィルタの条件に適合する行内の値
  • ユーザーは、条件にワイルドカードを指定できます。 "?"文字は、任意の1文字を表します。 "*"文字は、任意の文字列を表します。
  • フィルタ条件と一致しない行を非表示にするか、条件と一致する行、および一致しない行に、それぞれ異なる外観(スタイル)を設定する方法があります。詳しくは「フィルタリングの外観」を参照してください。
  • ドロップダウンリストで表示される内容をカスタマイズすることはできません。
  • 「ユーザー設定フィルタ」ダイアログをカスタマイズすることはできません。
フィルタインジケータ
       

フィルタリングを許可した列のヘッダには、フィルタインジケータが表示されます。フィルタインジケータには、以下の表示があります。

表示 説明

「オフ」フィルタインジケータ

ユーザーによるフィルタリングが許可されていない列には、フィルタインジケータは表示されません。

「除外なし」フィルタインジケータ

ユーザーによるフィルタリングが許可されているが、フィルタリングが実行されていない。

「オン」フィルタインジケータ

ユーザーによるフィルタリングが許可されて、いくつかの行がフィルタリングされている。

サンプルコード

次のサンプルコードは、先頭の3列で、拡張フィルタリングを有効にします。

C#
コードのコピー
fpSpread1.Sheets[0].Columns[0, 2].AllowAutoFilter = true;
fpSpread1.Sheets[0].AutoFilterMode = FarPoint.Win.Spread.AutoFilterMode.EnhancedContextMenu;
Visual Basic
コードのコピー
FpSpread1.Sheets(0).Columns(0, 2).AllowAutoFilter = True
FpSpread1.Sheets(0).AutoFilterMode = FarPoint.Win.Spread.AutoFilterMode.EnhancedContextMenu
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