PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
操作モード

操作モード(オペレーションモード)を設定することにより、ユーザーにセル、セル範囲、列、行、またはシート全体の選択、およびセルの編集を許可するかどうかを指定することができます。

つまり、操作モードの設定は「編集」「選択」および「キーボード操作」といったユーザー操作に影響します。

操作モードを設定するには、SheetView クラスのOperationModeプロパティを使用します。このプロパティはOperationMode 列挙体を参照し、次のような設定が可能です。なお、既定値は、OperationMode.Normalです。

OperationMode の値 選択可能な範囲 セル編集の可否
Normal(標準モード) セル、行、列、任意のセル範囲、シート全体 編集可
RowMode(行モード) 1行のみ 編集可
SingleSelect(単一選択モード) 1行のみ 編集不可
ReadOnly(読み取り専用モード) なし 編集不可
MultiSelect(複数選択モード) 複数の行 編集不可
ExtendedSelect(拡張選択モード) 複数の行([Ctrl]あるいは[Shift] + 方向キーで選択) 編集不可

サンプルコード

次のサンプルコードは、ユーザーに行の選択、およびアクティブセルの編集だけを許可する行モードに設定します。

C#
コードのコピー
// オペレーションモードを設定し、ユーザーに行の選択だけを許可します。
fpSpread1.Sheets[0].OperationMode = FarPoint.Win.Spread.OperationMode.RowMode;
Visual Basic
コードのコピー
' オペレーションモードを設定し、ユーザーに行の選択だけを許可します。
FpSpread1.Sheets(0).OperationMode = FarPoint.Win.Spread.OperationMode.RowMode

 

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