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印刷するページのレイアウトに関する設定では、色、罫線、グリッド線、不透明度、シートの中央揃え、余白、用紙の向き、影、および表示倍率をカスタマイズできます。PrintInfoオブジェクトの各プロパティを使用して設定します。以下、それぞれの設定について説明します。
印刷するページの色を設定するには、PrintInfoクラスのShowColorプロパティを使用します。
罫線を設定するには、ShowBorderプロパティを使用します。
グリッドを設定するには、ShowGridプロパティを使用します。
印刷するページの方向を設定できます。用紙の方向を設定するには、PrintInfoクラスのOrientationプロパティを使用します。
また、最適な印刷設定を自動的に決定するスマート印刷を使用し、LandscapeRuleによりシートの向きを自動的に設定することもできます。詳しくは「規則を使用した最適化」を参照してください。
印刷するページの余白を設定できます。また、印刷するページを中央揃えで配置するよう設定できます。
注意 : |
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プリンタには、物理マージン(印刷不可領域)が設定されているものがあります。製品では、物理マージンとPrintInfoオブジェクトに設定されたマージンを比較し、大きい値を余白として適用します(印刷プレビューでも同様)。 ※ 物理マージンはPrintDocumentクラスから以下のようなコードで確認することができます。 Dim pd As New System.Drawing.Printing.PrintDocument Console.WriteLine(pd.PrinterSettings.PrinterName) Console.WriteLine(pd.DefaultPageSettings.HardMarginX) Console.WriteLine(pd.DefaultPageSettings.HardMarginY) |
余白は、PrintInfoオブジェクトのMarginプロパティに、PrintMarginクラスのインスタンスを作成して設定します。
次の図は、PrintMarginクラスの各プロパティで定義される余白の位置を表しています。
PrintMarginオブジェクトをコードで設定する場合、計測単位は1/100インチです。したがって、3/4インチを指定するには値を75に設定します。
SPREAD デザイナを使用して、[スプレッド]メニューから[シート]、[印刷オプション]、「余白」タブの順に選択して余白を設定する場合、計測単位はインチとなります。したがって、3/4 インチを指定するには値を 0.75 に設定します。
印刷するページの位置揃えを設定するには、PrintInfoオブジェクトのCenteringプロパティを使用します。
ヘッダの影効果を印刷するかどうかを設定するには、PrintInfoオブジェクトのShowShadowsプロパティを使用します。
印刷するページを拡大および縮小するには、PrintInfoオブジェクトのZoomFactorプロパティを使用します。
印刷プレビューの拡大および縮小とは異なり、PrintInfoオブジェクトのZoomFactorプロパティは、実際の表示および印刷サイズを設定します。印刷プレビューの拡大および縮小は、表示サイズの一時的な変更であり、印刷設定としては保存されません。
最適な印刷設定を自動的に決定するスマート印刷を使用し、ScaleRuleによりシートの倍率を自動的に設定することもできます。詳しくは「規則を使用した最適化」を参照してください。
印刷プレビューの既定の表示倍率を変更する方法はありません。 |