Excelファイルへの保存

データを、Excel形式（BIFF8形式）またはOpen XML形式（xlsx）ファイルに保存できます。既定では、コントロールのデータモデルに保存されたものすべてが、BIFF8形式でファイル、またはストリームに出力されます。

Excelでは、セルに数値または日付を入力し、列幅がデータを表示するのに十分でない場合、セルは「###」と表示されます。コントロールのデータをExcelファイルに出力する場合、Excelでデータが適切に表示されるように、十分な列幅を設定してください。

Excelファイルへの保存には、FpSpreadクラスのSaveExcelメソッドを使用します。このメソッドには、複数のオーバーロードがあり、ExcelSaveFlags列挙体の値を指定できるものがあります。ExcelSaveFlags列挙体を使用すると、ヘッダの出力有無など、様々なオプションを指定できます。ヘッダは、固定行および固定列として出力されます。

Excelファイルへの保存について、詳しくは「Excel 形式ファイルのインポート／エクスポート」を参照してください。

設定方法

FpSpreadクラスのSaveExcelメソッドを使用します。引数に、ファイルのパスと名前、またはStreamオブジェクトを指定します。メソッドのオーバーロードにより、他にも指定できる引数があります。

サンプルコード

次のサンプルコードは、コントロールのデータをExcel形式ファイルに保存します。行および列ヘッダが出力されるように指定しています。

C#	コードのコピー
// データとヘッダをExcel形式ファイルに保存します。 fpSpread1.SaveExcel("C:\\excelfile.xls", FarPoint.Win.Spread.Model.IncludeHeaders.BothCustomOnly);

Visual Basic	コードのコピー
' データとヘッダをExcel形式ファイルに保存します。 FpSpread1.SaveExcel("C:\excelfile.xls", FarPoint.Win.Spread.Model.IncludeHeaders.BothCustomOnly)

SPREAD デザイナの使用

［ファイル］メニューアイコンから［保存］を選択します。
［名前を付けて保存］ダイアログが表示されます。
［ファイルの種類］ボックスで Excel 形式（*.xls）を指定します。
保存先ファイルのパスと名前を指定して、〈保存〉をクリックします。
このファイルが正常に保存された場合は、ファイルの保存が完了したことを示すメッセージが表示されます。
〈OK〉をクリックし、SPREAD デザイナを終了します。