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標準型セル

標準型セルは、シートセルのデフォルトのセル型です。他のセル型を指定しないかぎり、各セルには標準型セルが割り当てられます。書式が重要ではない場合、またはデータの種類が特定のデータ型に関連付けられず、テキストや数値を入力するには、標準型セルをそのまま使用できます。書式が重要となる特定のセル型については、CurrencyCellTypeDateTimeCellTypeNumberCellType、およびPercentCellTypeクラスを参照してください。

標準型セルとその各属性を設定するには、GeneralCellTypeクラスを使用します。

標準型セルでは、ユーザーがどのように入力した場合でも、表示する値を書式設定できます。標準型セルのフォーマッタは、ユーザーが入力したデータを受け取り、既知のいずれかの書式およびデータ型に強制的に変換します。つまり、標準型セルでは多くの種類の入力を処理ます。

標準型セルでのデータの表示方法をカスタマイズできます。GeneralCellTypeクラスのFormatStringプロパティに書式文字列を設定します。これにより、ユーザーには有効な任意の書式でのデータ入力を許可しつつ、この入力データを特定の方法で書式設定および表示できます。

設定方法

GeneralCellTypeクラスのインスタンスを作成して、クラスの各プロパティを設定します。セルに設定する場合はCellクラスの、行に設定する場合はRowクラスの、列に設定する場合はColumnクラスの、あるいはスタイルに設定する場合はStyleInfoクラスのCellTypeプロパティに、定義したGeneralCellTypeクラスのインスタンスを割り当てます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、セルを標準型セルに設定します。

C#
コードのコピー
FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType gnrlcell = new FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType();
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[1, 1].CellType = gnrlcell;
Visual Basic
コードのコピー
Dim gnrlcell As New FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType()
FpSpread1.ActiveSheet.Cells(1, 1).CellType = gnrlcell

次のサンプルコードは、標準型セルに書式文字列を設定します。

C#
コードのコピー
FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType gnrlcell = new FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType();
gnrlcell.FormatString = "#,###.00";
fpSpread1.Sheets[0].Cells[1, 1].CellType = gnrlcell;
Visual Basic
コードのコピー
Dim gnrlcell As New FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType
gnrlcell.FormatString = "#,###.00"
FpSpread1.Sheets(0).Cells(1, 1).CellType = gnrlcell

SPREAD デザイナの使用

  1. 作業領域内のセルまたはセル範囲を選択します。
  2. プロパティ リストの「その他」カテゴリから、CellType プロパティを選択します。 ドロップダウン リストから標準型を選択します。 これによって CellType プロパティが展開され、このセル型に固有のさまざまなプロパティが表示されます。 このリストから、必要に応じてプロパティを選択および設定します。
    または、セルまたはセル範囲を右クリックして[セル型]を選択します。 セル型の一覧から標準型を選択します。 セル型エディタで、必要なプロパティを設定します。 〈適用〉ボタンをクリックします。
  3. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。
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