PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
正規表現型セル

正規表現型セルを使用すると、セルへの入力を、正規表現で定義した有効値だけに限定できます。 入力データは、対象のセルの編集を終了した時点で評価されます。 入力データが無効な場合、このデータは削除され、FpSpreadクラスのEditErrorイベントが発生します。

正規表現型セルとその各属性を設定するには、RegularExpressionCellTypeクラスを使用します。

正規表現の構文の概要については、Microsoft .NET Frameworkリファレンスで、正規表現の構文に関するトピックを参照してください。

設定方法

RegularExpressionCellTypeクラスのインスタンスを作成して、RegularExpressionプロパティに正規表現を設定します。セルに設定する場合はCellクラスの、行に設定する場合はRowクラスの、列に設定する場合はColumnクラスの、あるいはスタイルに設定する場合はStyleInfoクラスのCellTypeプロパティに、定義したRegularExpressionCellTypeクラスのインスタンスを割り当てます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、セルを正規表現型セルに設定します。

C#
コードのコピー
FarPoint.Win.Spread.CellType.RegularExpressionCellType regexcell = new FarPoint.Win.Spread.CellType.RegularExpressionCellType();
regexcell.RegularExpression = "[0-9]{3}-[0-9]{2}-[0-9]{4}";
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[0, 0].CellType = regexcell;
Visual Basic
コードのコピー
Dim regexcell As New FarPoint.Win.Spread.CellType.RegularExpressionCellType()
regexcell.RegularExpression = "[0-9]{3}-[0-9]{2}-[0-9]{4}"
FpSpread1.ActiveSheet.Cells(0, 0).CellType = regexcell

SPREAD デザイナの使用

  1. 作業領域内のセルまたはセル範囲を選択します。
  2. プロパティ リストの「その他」カテゴリから、CellType プロパティを選択します。
  3. ドロップダウンリストから正規表現型を選択します。これによって CellType プロパティが展開され、このセル型に固有のさまざまなプロパティが表示されます。 このリストから、必要に応じてプロパティを選択および設定します。
    または、セルまたはセル範囲を右クリックして[セル型]を選択します。 セル型の一覧から正規表現型を選択します。 セル型エディタで、必要なプロパティを設定します。 〈適用〉ボタンをクリックします。
  4. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。
関連トピック

 

 


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