PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
ユーザーによるソート

ユーザーが、列ヘッダのクリックで並べ替えを自動実行できるようにシートを設定できます。ユーザーは、列ヘッダのソートインジケータをクリックすると、列が並べ替えられます。同じ列のソートインジケータをもう一度クリックすると、逆の方向に並べ替えられます。この方法では、表示されているデータのみが並び替えられ、データモデルは影響を受けません。

ユーザーに、列ヘッダのクリックで並べ替えの自動実行を許可するには、ColumnオブジェクトのAllowAutoSortプロパティ、またはSheetViewオブジェクトのSetColumnAllowAutoSortメソッドを使用します。列の並べ替えが許可された列には、次のアイコンが表示されます。

ユーザーによる列の並べ替えが有効(未ソート状態):
未ソートインジケータ

上図のアイコンは、列の並び替えが許可されていることをユーザーに示します。ユーザーによる列の並べ替えを有効に設定した列で、このアイコンを非表示に設定することはできません。
以降の説明で、ソートインジケータを非表示に設定する方法を説明しますが、これは、昇順/降順インジケータに対して有効で、上図のアイコンには適用されません。

並び替えの自動実行で、列ヘッダにソートインジケータを表示するかどうかは、ColumnオブジェクトのShowSortIndicatorプロパティ、またはSheetViewオブジェクトのSetColumShowSortIndicatorメソッドで設定します。以下の図では、昇順および降順のソートインジケータを表しています。

昇順ソートインジケータ 降順ソートインジケータ
昇順ソートインジケータ 降順ソートインジケータ

列のソートインジケータの表示状態を取得、または設定するには、ColumnオブジェクトのSortIndicatorプロパティを使用します。

ユーザーがデータの並べ替えを実行すると、並べ替えの実行前にFpSpreadクラスAutoSortingColumnイベントが発生し、並べ替えの実行後にAutoSortedColumnイベントが発生します。

設定方法

ColumnオブジェクトのAllowAutoSortプロパティ、またはSheetViewオブジェクトのSetColumnAllowAutoSortメソッドを使用して、対象の列に対する並べ替えの自動実行を許可します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、シートの最初の30列に対し、並べ替えの自動実行を許可します。

C#
コードのコピー
fpSpread1.Sheets[0].Columns[0,29].AllowAutoSort = true;
//fpSpread1.Sheets[0].SetColumnAllowAutoSort(0,30,true);
Visual Basic
コードのコピー
FpSpread1.Sheets(0).Columns(0,29).AllowAutoSort = True
'FpSpread1.Sheets(0).SetColumnAllowAutoSort(0,30,True)

SPREAD デザイナの使用

  1. 並べ替えの自動実行を許可するシートのシート タブを選択します。
  2. このシートのプロパティ リストから、Columns プロパティを選択します。 ボタンをクリックして、セル、列、および行エディタを表示します。
  3. 並べ替えの自動実行を許可する列を選択します。
  4. プロパティ リストで AllowAutoSort プロパティを選択し、値を True に設定します。
  5. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。
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