ここではバージョン 7.0Jで追加された機能を記載します。
【全般】
ClearSelectedCellsData
MoveToPreviousRowWithData
MoveToNextRowWithData
MoveToPreviousColumnWithData
MoveToNextRowWithData
ExtendToPreviousRowWithData
ExtendToNextRowWithData
ExtendToPreviousColumnWithData
ExtendToNextRowWithData
- フィルタリング機能が強化され、以下の種類のフィルタリングを実現可能になりました。
拡張フィルタリング(Excelライクなチェックリスト形式のデータ選択)
フィルターバーフィルタリング(ヘッダへ条件を入力することでフィルタリングを実行)
【セル型】
【デザイナ】
- リボンスタイルのデザイナになり、各機能が拡張されました。
- 入力マップをデザイナから設定可能になりました。
- 入力マップを外部ファイルへエクスポートおよび外部ファイルからインポートできるようになりました。また、製品インストール時にExcelと同等の入力マップが定義されているファイルが提供されます。
- 名前ボックスがサポートされ、デザイナ上でセル範囲に対して名前(カスタム名)を付けることができるようになりました。
- デザイナからExcelインポート/エクスポート時にパラメータ(ExcelOpenFlags/ExcelSaveFlags)を指定できるようになりました。
【インポート、エクスポート】
- インポート/エクスポートにおけるレスポンスを改善しました。
- インポート時にデータおよびスタイルが未設定の行・列をインポート対象外にするパラメータ「TruncateEmptyRowsAndColumns」がExcelOpenFlags 列挙体に追加されました。
- ブックまたはシートが保護されているExcelファイルのインポート/エクスポートが可能になりました。
●バージョン 7.0J SP1の新機能と変更点
新機能
- タッチデバイス上でも快適な操作を実現するための機能を提供します。詳しくは「マルチタッチ機能」を参照してください。
- セルのIMEモードやタッチキーボードの種類を設定できるInputScope プロパティを追加しました。詳しくは「IMEモードの切り替え」を参照してください。
- SPREADのExcelインポート/エクスポート機能がExcel2013にも対応しました。(SPREADがサポートしているのはBIFF8形式(.xls)とOpenXML形式(.xlsx)のファイルです)
- 条件付書式が含まれるExcelファイルをインポートする際、旧形式の条件付書式設定でインポートするUseOldConditionalFormatがExcelOpenFlags 列挙体に追加されました。
変更点
- シェイプを配置したセルの列幅(行高)を変更した場合のシェイプサイズの動作が以下のようにExcelと同様な動作に変更されました。
操作 |
初版(7.0.2000.2008) |
SP1(7.0.2003.2008) |
初期状態(単一列内にシェイプを配置) |
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D列の列幅を縮小 |
シェイプの右辺とセルの右辺の距離が維持されてシェイプの幅が縮小
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シェイプの右辺まで列幅を縮小しなければシェイプの幅は縮小されない
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D列の列幅を拡大 |
シェイプの右辺とセルの右辺の距離が維持されてシェイプの幅が拡大
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シェイプの元のサイズ以上に拡大されない
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操作 |
初版(7.0.2000.2008) |
SP1(7.0.2003.2008) |
初期状態(複数の列にまたがって配置) |
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D列の列幅を縮小 |
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D列の列幅を拡大 |
シェイプは拡大されない
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シェイプの元のサイズまで拡大される
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操作 |
初版(7.0.2000.2008) |
SP1(7.0.2003.2008) |
初期状態(複数の列にまたがって配置) |
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C列の列幅を縮小 |
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C列の列幅を拡大 |
変更後のC列左辺の距離を維持したままシェイプが拡大される
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変更前のC列左辺の距離を維持したままシェイプが拡大される
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- シェイプを配置したセルの列(行)を非表示にした場合のシェイプサイズの動作が以下のようにExcelと同様な動作に変更されました。
操作 |
初版(7.0.2000.2008) |
SP1(7.0.2003.2008) |
初期状態(B列内に配置) |
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B列を非表示 |
列(行)の表示/非表示の設定がシェイプに影響をあたえない(この場合はシェイプのサイズが変わらない(非表示にならない))
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列(行)の表示/非表示の設定がシェイプに影響をあたえる(この場合はシェイプが非表示になる)
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初版(7.0.2000.2008)と同様の動作を実現するには、シェイプのDynamicMoveプロパティとDynamicSize プロパティをfalseに設定します。
C# |
コードのコピー
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private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape shape1 = new
FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape();
shape1.Name = "abc1";
shape1.Size = new Size(50, 50);
shape1.DynamicMove = false;
shape1.DynamicSize = false;
fpSpread1.ActiveSheet.AddShape(shape1, 1, 1);
}
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
fpSpread1.ActiveSheet.Columns[1].Visible = false;
}
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Visual Basic |
コードのコピー
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Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load
Dim shape1 As New FarPoint.Win.Spread.DrawingSpace.RectangleShape()
shape1.Name = "abc1"
shape1.Size = New Size(50, 50)
shape1.DynamicMove = False
shape1.DynamicSize = False
FpSpread1.ActiveSheet.AddShape(shape1, 1, 1)
End Sub
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
FpSpread1.ActiveSheet.Columns(1).Visible = False
End Sub
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●バージョン 7.0J SP2の新機能
- Windows 8.1、Server 2012 R2上での動作をサポートします。
- Visual Studio 2013、.NET Framework 4.5.1上での動作をサポートします。
- SPREADのセル範囲を指定してテキストファイルをインポートするLoadTextFileRange メソッドが追加されました。
- コンボボックス型セルでは、以下の機能が追加されました。
- InputManセルでは、以下のタッチ機能を追加しました。
●バージョン 7.0J SP3の新機能
操作 |
Overlay/ManualLayout プロパティのどちらかがTrue |
Overlay/ManualLayout プロパティの両方がFalse |
初期状態 |
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チャートのタイトルを回転 |
チャートのタイトルがプロットエリアに重ねて表示される
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チャートのタイトルがプロットエリアの上に表示され、プロットエリアが自動調整される
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●バージョン 7.0J SP4の新機能
- LegendArea クラスのLegendPos プロパティ、LegendArea クラスのManualLayout プロパティ、LegendArea クラスのOverlay プロパティが追加されました。凡例の位置を上/下/左/右/右上のいずれからか指定でき、また、凡例をプロットエリアに重ねて表示するかも指定することができるようになりました。プロットエリアのManualLayout プロパティと凡例のOverlay プロパティが両方ともFalseの場合、凡例がプロットエリアに重ねて表示されないようプロットエリアのサイズが自動的に調整されます。
- Axis クラスのTitleManualLayout プロパティとAxis クラスのTitleOverlay プロパティが追加されました。軸タイトルを軸ラベルに重ねて表示するかを指定することができるようになりました。プロットエリアのManualLayout プロパティと軸タイトルのTitleOverlay プロパティが両方ともFalseの場合、プロットエリアのサイズが自動的に調整されます。
参照