ここではInputManセル(GcCharMask/GcComboBox/GcDateTime/GcMask/GcNumber/GcTextBox/GcTimeSpan型セル)の制限事項と注意点について記載します。
その他の制限事項、および不具合に関する最新情報につきましては、弊社のWebサイトの ナレッジベース を参照してください。
- InputManセルを使用するにあたり、InputMan for Windows Forms(別売)をインストールする必要はありません。
- PDF出力時、下記設定は反映されません。
- サイドボタン
- GcCharMaskCellType:マス目の外観設定
- GcComboBoxCellType:画像
- GcComboBoxCellType:Ellipsisプロパティ(省略文字)
- GcDateTimeCellType:フィールドごとの外観設定
- GcMaskCellType:フィールドごとの外観設定
- GcNumberCellType:フィールドごとの外観設定
- GcTextCellType:複数行表示時のGridLineプロパティ(下線表示)
- GcTextCellType:複数行表示時のLineSpaceプロパティ(行間)
- GcTextCellType:Ellipsisプロパティ(省略文字)
- GcTextCellType:DisplayAlignmentプロパティ(均等割り付け)
- GcTimeSpanCellType:フィールドごとの外観設定
- Wordwrapプロパティは複数行表示(Multiline = True)時のみ有効です。複数行表示が有効になっていない場合、列幅を変更しても文字列を自動改行することはできません。
- 下記プロパティが有効になっている場合、セルのHorizontalAlignment プロパティ にJustify/Distributedを設定しても有効になりません。
- DisplayAlignment プロパティ
- Ellipsis プロパティ
- GridLine プロパティ
- LineSpace プロパティ
- WrapMode プロパティ
- 描画速度はスタイルの種類に依存します。たとえば、セル内のフィールドで異なるスタイルを使用するとフィールドごとに異なる描画処理が必要となり、描画速度が遅くなります。フィールドごとにスタイルを変更する場合、この設定をセル編集時に限定して使用することをお勧めします。
- RightToLeft プロパティ が有効になりません。
- 数式バー上での値の編集はサポートされていません。(編集結果が意図しない結果になることがあります)
- GcDateTimeCellTypeでは、テキストチップを表示するための最適な列幅を正常判定することができません。
- GcDateTimeCellTypeでは、下記のケースでセルのドラッグ&フィルによる連続データのインクリメントが行われません。
- セルに時間だけを表示している場合。
- 異なる時間を保持する複数の日付データをインクリメントする場合。
- GcTextCellTypeとGcDateTimeCellTypeは独自の書式設定を有するため、条件付き書式の表示フォーマットは適用されません。(背景色等のスタイル情報は適用することができます)
- GcCharMaskCellTypeでは、新JIS漢字(JIS X 0213:2004、JIS2004)のサロゲートペア文字やIVS文字は入力できません。
- GcComboBoxCellTypeクラスのDataSourceプロパティにデータソースを設定し、セルの値が未入力の場合、セルの編集開始時に自動的にドロップダウンリストの最初の項目が選択されます。
- GcComboBoxCellTypeでは、PaintByControlプロパティをTrueに設定した場合、最適な列幅(列ヘッダ境界線ダブルクリックによって自動調整された列サイズ、またはGetPreferredColumnWidthメソッド呼び出しによって取得される列サイズ)を取得できない場合があります。
- InputManセルはGDI+ではなくGDIを使用してテキストを描画します。通常のセルはFarPoint.Win.TextRenderer.dllを利用しない場合、GDI+を使用してテキストを描画します。FarPoint.Win.TextRenderer.dllの詳細については「GDI によるテキストのレンダリング」をご覧ください。
参照