AllowEditOverflow プロパティ (FpSpread)

このコンポーネントで、編集モードのセルのデータが一杯になったときに隣の空のセルに表示できるかどうかを取得または設定します。

構文

Visual Basic
C#

'Declaration
 
Public Property AllowEditOverflow As Boolean

public bool AllowEditOverflow {get; set;}

プロパティ値

Boolean：編集モードのセルのデータが一杯になったときに、隣のセルに表示できる場合は True、それ以外の場合は False

解説

セルでエディタを開いているときに、一杯になったセルのデータを隣のセルに表示できるかどうかを決定します。

このプロパティをtrueに設定すると、次のようになります。

セル内の左揃えのデータは右隣のセルにオーバーフローします。
セル内の右揃えのデータは左隣のセルにオーバーフローします。
セル内の中央揃えのデータは左右両隣のセルにオーバーフローします。

ユーザーがセルから移動すると、編集モードは自動的にオフになり、そのセルに収まるテキストのみが表示されます。隣接するセルにオーバーフローしたテキストを表示するには、AllowCellOverflowプロパティを使用します。

例

次のサンプルコードは、ユーザーがセルの内容を編集しているときに、一杯になったセルのテキストを隣の空のセルに表示できるかどうかを指定します。

C#
Visual Basic

FarPoint.Win.Spread.FpSpread fpSpread1 = new FarPoint.Win.Spread.FpSpread();
FarPoint.Win.Spread.SheetView shv = new FarPoint.Win.Spread.SheetView();
fpSpread1.Location = new Point(10, 10);
fpSpread1.Height = 200;
fpSpread1.Width = 400;
Controls.Add(fpSpread1);
fpSpread1.Sheets.Add(shv);
fpSpread1.AllowEditOverflow = true;

Dim fpSpread1 As New FarPoint.Win.Spread.FpSpread()
Dim shv As New FarPoint.Win.Spread.SheetView()
fpSpread1.Location = New Point(10, 10)
fpSpread1.Height = 200
fpSpread1.Width = 400
Controls.Add(fpSpread1)
fpSpread1.Sheets.Add(shv)
fpSpread1.AllowEditOverflow = True

参照

FpSpread クラス
 FpSpread メンバ
 AllowCellOverflow プロパティ

開発者ガイド

オーバーフロー表示