PowerTools SPREAD for Windows Forms 8.0J
セル型の自動割当を無効化

デフォルトでは、コントロールまたはシートをデータセットに連結すると、連結行のセル型はデータセット内のデータ型に基づいて設定されます。 この、セル型の自動割り当てを無効にし、セル型を手動で割り当てることができます。セル型の自動割り当てを無効にするには、SheetViewクラスのDataAutoCellTypesプロパティをFalseに設定します。

設定方法

データセットを作成し、FpSpreadクラス、またはSheetViewクラスのDataSourceプロパティに、このデータセットを設定します。SheetViewクラスのDataAutoCellTypesプロパティをFalseに設定し、シートの列へのセル型の自動割り当てを無効にします。ColumnsクラスのCellTypeプロパティを使用して、各列にセル型を設定します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、シートの各列へのセル型の自動割り当てを無効にします。

C#
コードのコピー
// コンポーネントをデータセットに連結します。
fpSpread1.DataSource = dbDataSet;
// セル型の自動割り当てを無効にします。
fpSpread1.Sheets[0].DataAutoCellTypes = false;
// 1番目の列を標準型に設定します。
FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType generalct = new FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType();
fpSpread1.Sheets[0].Columns[0].CellType = generalct;
// 2番目の列を数値型に設定します。
FarPoint.Win.Spread.CellType.NumberCellType numberct = new FarPoint.Win.Spread.CellType.NumberCellType();
fpSpread1.Sheets[0].Columns[1].CellType = numberct;
// 3番目の列を通貨型に設定します。
FarPoint.Win.Spread.CellType.CurrencyCellType currct = new FarPoint.Win.Spread.CellType.CurrencyCellType();
fpSpread1.Sheets[0].Columns[2].CellType = currct;
Visual Basic
コードのコピー
' コンポーネントをデータセットに連結します。
FpSpread1.DataSource = dbDataSet
' セル型の自動割り当てを無効にします。
FpSpread1.Sheets(0).DataAutoCellTypes = False
' 1番目の列を標準型に設定します。
Dim generalct As New FarPoint.Win.Spread.CellType.GeneralCellType()
FpSpread1.Sheets(0).Columns(0).CellType = generalct
' 2番目の列を数値型に設定します。
Dim numberct As New FarPoint.Win.Spread.CellType.NumberCellType()
FpSpread1.Sheets(0).Columns(1).CellType = numberct
' 3番目の列を通貨型に設定します。
Dim currct As New FarPoint.Win.Spread.CellType.CurrencyCellType()
FpSpread1.Sheets(0).Columns(2).CellType = currct

SPREAD デザイナの使用

  1. データセットを作成します。
  2. FpSpread または Sheet オブジェクトの DataSource プロパティに、このデータセットを設定します。
  3. SPREADコンポーネントのSPREADデザイナを開きます。
  4. セル型を設定するシートのシート タブを選択します。
  5. DataAutoCellTypes プロパティを False に設定します。これで、シートの列にセル型が自動的に割り当てられなくなります。
  6. セル型を設定する列を選択します。
  7. プロパティ リストで CellType プロパティを選択して、列に任意のセル型を設定します。
  8. セル型を設定するすべての列に対し、手順6と7を繰り返します。
  9. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。
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