GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J 移行ガイド
Spreadのモデル

Spreadのモデルに関する変更点は、次のとおりです。

FarPoint.Win.Spread.Model.IMovable 11.0Jでは、AxisモデルでIMovableがサポートされないので、コードから直接呼び出すことはできません。代替方法として、SheetViewクラスのラッパーメソッドを使用できます。
FarPoint.Win.Spread.Model.IRangeSupport 11.0Jでは、StyleモデルでIRangeSupportがサポートされないので、コードから直接呼び出すことはできません。代替方法として、SheetViewクラスのラッパーメソッドを使用できます。

FarPoint.Win.Spread.Model.IReceiveRowsVisibleState
ChangedNotificationSupport

11.0Jでは、「SubTotal」関数を計算するために使用されたIReceiveRowsVisibleStateChangedNotificationSupportインタフェースはサポートされません。つまり、RequestRowVisibleStatesイベントとInformRowsVisibleStateChanged()メソッドはSpreadモデルで実装できません。

FarPoint.Win.Spread.Model.IFindRowsVisibleStateSupport

11.0Jでは、「SubTotal」関数を計算するために使用されたIFindRowsVisibleStateSupportインタフェースはサポートされません。つまり、GetRowVisibleState()はSpreadモデルで実装できません。

FarPoint.Win.Spread.Model.IObjectExpressionSupport

11.0Jでは、IObjectExpressionSupportインタフェースの実装はサポートされません。ユーザーは式の代わりに関数を使用することができます。

FarPoint.Win.Spread.Model.IExpressionConsumer

11.0Jでは、IExpressionConsumerインタフェースの実装はサポートされません。

FarPoint.Win.Spread.Model.ICustomFunctionSupport

11.0Jでは、IExpressionConsumerインタフェースの実装はサポートされません。ユーザーはFpSpreadクラスのAddCustomFunctionメソッドを使用することができます。

FarPoint.Win.Spread.Model.ICustomNameSupport

11.0Jでは、ICustomNameSupportインタフェースの実装はサポートされません。

FarPoint.Win.Spread.Model.IExpressionSupport

11.0Jでは、IExpressionSupportインタフェースの実装はサポートされません。ユーザーは式の代わりに関数を使用することができます。

FarPoint.Win.Spread.Model.IExpressionSupport2

11.0Jでは、IExpressionSupportインタフェースの実装はサポートされません。ユーザーは式の代わりに関数を使用することができます。

オブジェクトの保持

10.0J以前では、製品の内部構造として行ごとにオブジェクトを保持していましたが、11.0J以降では列ごとにオブジェクトを保持する方法に変更されました。一般的に、同じデータ型は同一列に存在することが多いため、データモデルで使用されるメモリの削減を目的としています。

そのためシートの情報を1行ずつコピーするという実装は、11.0J以降では行のセルを1つずつコピーすることとなり、パフォーマンスに影響を与える場合があります。

異なるタイプのSpreadモデルの変更点につきまして、下記の情報を参照してください。

11.0.4500.2012での変更点に戻る

 

 


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