GrapeCity SPREAD for Windows Forms 12.0J 移行ガイド
デザイン情報の移行

旧バージョンからのアップグレード、またはサービスパックの適用によってプロジェクトを移行する際の、特にデザイン情報の移行について説明します。

デザイン情報とは

通常、SPREADデザイナからの設定情報は InitializeComponent() 内にコードとして自動生成されます。

また、シート(SheetViewクラス)のSerializeModelsプロパティをTrueにすることで、デザイン情報をフォームのリソースファイル(*.resx)にxml形式で出力させることができます。

注意点
移行手順

SheetView クラスののSerializeModels プロパティがTrueの場合、旧バージョン(またはサービスパック適用前)で作成したデザイン情報を一旦外部ファイル(xml形式)に出力し、移行後に再度読み込みます。具体的な手順については、以下のとおりです。

(1) 旧バージョンまたはサービスパック適用前での作業

  1. 移行元となるプロジェクト(ソリューション)を開きます。
  2. 対象となるフォームを表示し、SPREADデザイナを起動します。
  3. シートのSerializeModelsプロパティをFalseに変更します。

  4. 「ファイル>名前を付けて保存」により、デザイン情報を任意のxml形式ファイルに保存します。(ファイルはバックアップ用として保持しておきます)
  5. SerializeModelsプロパティの変更を有効とするためにフォームを保存し、プロジェクト(またはソリューション)を終了します。

(2) 新バージョンへの移行

移行元の環境に応じて、ライセンスファイルや参照設定の変更を行います。手順の詳細については以下をご参照ください。

(3)プロジェクト移行後での作業

  1. 対象フォーム上のSPREADコントロールを選択し、マウス右クリックから「リセット」を行います。
  2. デザイナを起動します。
  3. 「ファイル>開く」により、(1)の手順4. にて保存したxml形式ファイルを読み込みます。
  4. シートのSerializeModelsプロパティをTrueに変更します。

  5. SerializeModelsプロパティの変更を有効とするためにフォームを保存し、プロジェクト(またはソリューション)をリビルドします。
参照

 

 


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