GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J
新規行

ユーザーが新しい行を追加できるよう、コントロールに新しい行を表示できます。

新規行

ユーザーは新しい行にデータを入力し、次のいずれかの方法で確定できます。

ユーザーは新しい行への入力を次の方法でキャンセルできます。この場合、入力途中のデータは破棄されます。

なお、ユーザーによる新規行の追加を許可するには CanUserAddRows を true に設定します。

新しい行の表示位置

上の図では新しい行が最後に表示されていますが、最初に表示することもできます。新しい行の表示位置を変更するには、コントロールの NewRowPosition プロパティを設定します。

新しい行の初期値

新しい行はユーザーがいずれかのセルに入力したときに初期化されます。行を初期化する際、コントロールの InitializingNewItem イベントが発生します。このイベントを使用して、新しい行に初期値を設定できます。

サンプルコード

次のサンプルコードは「StockDate」および「ExpireDate」フィールドの初期値を今日の日付に設定します。なお、このサンプルコードではコントロールを StockCollection に連結しています。Stock および StockCollection クラスの完全なコードは「非連結列」のサンプルコードを参照してください。

XAML
コードのコピー
<sg:GcSpreadGrid Name="gcSpreadGrid1" ItemsSource="{StaticResource StockCollection}"
                 CanUserAddRows="True"
                 InitializingNewItem="gcSpreadGrid1_InitializingNewItem"/>
C#
コードのコピー
private void gcSpreadGrid1_InitializingNewItem(object sender, GrapeCity.Windows.SpreadGrid.InitializingNewItemEventArgs e)
{
    ((Stock)e.NewItem).StockDate = DateTime.Today;
    ((Stock)e.NewItem).ExpireDate = DateTime.Today;
}
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub gcSpreadGrid1_InitializingNewItem(sender As System.Object, e As GrapeCity.Windows.SpreadGrid.InitializingNewItemEventArgs)
    DirectCast(e.NewItem, Stock).StockDate = DateTime.Today
    DirectCast(e.NewItem, Stock).ExpireDate = DateTime.Today
End Sub

新しい行の外観

新しい行の外観はコントロールの NewRowStyle または NewRowStyleName プロパティで設定できます。

コーディングによる新しい行の追加

コントロールの Rows プロパティで行のコレクションを参照し RowCollection クラスのメソッドを使用します。新規行に関するメソッドは次のとおりです

メソッド 説明
AddNew 新しい行を追加
CommitNew 新しい行を確定
CancelNew 確定前の新しい行を破棄

新しい行は CommitNew メソッドの実行以外にも次の場合に確定されます。 

  • 新しい行を新たに追加する
  • ユーザーが行を編集する
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