GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J > 開発者ガイド > ファイル入出力 > ファイルの読み込み > CSV 形式ファイルの読み込み |
CSV(Comma-Seprated Values:カンマ区切り)形式のテキストファイルを読み込むには、コントロールの OpenCsv メソッドを使用します。
OpenCsv メソッドの引数には CsvOpenSettings クラスのインスタンスを設定し CSV 形式ファイルの読み込みに関する詳細を指定します。たとえば、列の区切り文字を指定してファイルを読み込むには、次のサンプルコードのように CsvOpenSettings の ColumnDelimiter プロパティを設定します。
サンプルコードC# |
コードのコピー |
---|---|
gcSpreadGrid1.OpenCsv(@"C:\ProgramData\test.csv", new CsvOpenSettings() { ColumnDelimiter="\t"}); |
Visual Basic |
コードのコピー |
---|---|
GcSpreadGrid1.OpenCsv("C:\ProgramData\test.csv", New CsvOpenSettings() With {.ColumnDelimiter = vbTab}) |
CsvOpenSettings の主な設定は次のとおりです。
セルの区切り文字は TextDelimiter プロパティ、行の区切り文字は RowDelimiter プロパティ、列の区切り文字は ColumnDelimiter プロパティで設定します。
行ヘッダにデータを読み込むには IncludeRowHeader プロパティを設定し RowHeaderColumnCount プロパティに行ヘッダの列数を設定します。列ヘッダにデータを読み込むには IncludeColumnHeader プロパティを設定し ColumnHeaderRowCount プロパティに列ヘッダの行数を設定します。
セルに読み込む内容は CellContent プロパティで設定します。
既定では、コントロールの最初のセルからデータを読み込みます。読込みを開始するセルの位置は Position プロパティで設定します。
非表示行および列にデータを読み込むかどうかは IgnoreHiddenCells プロパティで設定します。