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Excel ファイルを読み込むには、コントロールの OpenExcel メソッドを使用します。
Excel ファイルへ入出力する際の詳細については「Excel 形式ファイルのインポート/エクスポート」を参照してください。 |
OpenExcel メソッドの引数には ExcelOpenSettings クラスのインスタンスを設定し Excel ファイルの読み込みに関する詳細を指定します。たとえば、パスワードを指定してファイルを読み込むには、次のサンプルコードのように ExcelOpenSettings の Password プロパティを設定します。
サンプルコードC# |
コードのコピー |
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gcSpreadGrid1.OpenExcel(@"C:\ProgramData\test.xls", new ExcelOpenSettings() { Password = "GrapeCity" }); |
Visual Basic |
コードのコピー |
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GcSpreadGrid1.OpenExcel("C:\ProgramData\test.xls", New ExcelOpenSettings() With {.Password = "GrapeCity"}) |
ExcelOpenSettings の主な設定は次のとおりです。
コントロールに読み込めるシートは1つです。既定では、フォーカスのあるシート(アクティブ シート)が読み込まれます。読み込むシートを指定するには SheetIndex プロパティを設定します。
コントロールの行ヘッダおよび列ヘッダにデータを読み込めます。行ヘッダにデータを読み込むには IncludeRowHeader プロパティを True に設定し、列ヘッダにデータを読み込むには IncludeColumnHeader プロパティを True に設定します。行ヘッダに読み込むデータの列数は RowHeaderColumnCount プロパティで、列ヘッダに読み込むデータの行数は ColumnHeaderRowCount プロパティで設定します。
パスワードで保護された Excel ファイルを読み込むには、Password プロパティにパスワードを設定します。
Excel の書式設定と最も互換性の高いセル型は、標準型セルです。既定では、コントロールはセルを標準型に設定し、Excel ファイルの設定を出来る限り読み込もうとします。ただし、この動作は変更できます。Excel のデータ型に合わせて自動的にコントロールのセル型を設定するには、UseCellType プロパティを True に設定します。Excel のデータ型とコントロールのセル型の関係は次のとおりです。
Excel のデータ型 | コントロールのセル型 |
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文字列 | 標準型セル |
数値(数値書式) | 数値型セル |
数値(日付書式) | 日付時刻型セル |
Boolean | チェックボックス型セル |