z 検定の片側確率の P 値を返します。
Z.TEST 関数は、指定した仮説の母集団平均 x について、配列で指定されたデータの観測値平均 (観測された標本平均) よりも標本平均が大きくなる確率を返します。
数式で Z.TEST 関数を使用して両側確率を計算する方法については、後の「解説」を参照してください。
Z.TEST(array, x, sigma)
有効な引数は次のとおりです。
引数 | 説明 |
---|---|
array | x の検定対象となるデータを含む数値配列またはセル範囲を指定します。 |
x | 検定する値を指定します。 |
sigma | (オプション)母集団全体に基づく標準偏差を指定します。 省略すると、標本に基づく標準偏差が使用されます。 |
Z.TEST(array,x,sigma) = 1- Norm.S.Dist((Average(array)- x) / (sigma/√n),TRUE)
sigmaが省略されている場合は、次のような計算が行われます。
Z.TEST(array,x) = 1- Norm.S.Dist((Average(array)- x) / (STDEV(array)/√n),TRUE)
ここで、x は標本平均 AVERAGE(配列)、n は COUNT(配列) です。
=2 * MIN(Z.TEST(配列,x,σ), 1 - Z.TEST(配列,x,σ))
各引数に数値データのデータ範囲、および数値データを受け取り、 数値データを返します。
Z.TEST(A2:A11,4)
Excel 2010以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。