GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
DB
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概要

定率法を使用して、特定の期の資産の減価償却費を計算します。

書式

DB(cost,salvage,life,period,month)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
cost 取得価額(資産を購入した時点での価格)
salvage 残存価額(耐用年数終了時点での価格)
life 資産の耐用年数(資産償却期間)
period 減価償却費を求める期。life 引数と同じ単位を使用します。
month (オプション)資産購入した年の月数。省略すると 12 とみなされます。

解説

定率法とは、一定の償却率を掛けて減価償却費を求める方法です。 DB 関数は次の式を使用して、特定の期の減価償却費を算出します。

(cost - 前期までの償却累計額) * 償却率

この償却率は次の式で求められます。計算結果は、小数点以下第3位で四捨五入されます。

償却率 = 1 - ((salvage/cost)^(1/life))

償却期間の最初と最後の期は例外であり、特別な式を使用します。 DB 関数では、最初の期に対する減価償却費には次の式が使用されます。

減価償却費 = cost * 償却率 * month/12

最後の期に対する減価償却費には次の式が使用されます。

減価償却費 = ((cost - 前期までの償却費累計額) * 償却率 * (12 - month))/12

データ型

全引数に対して数値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

DB(B1,1000,10,1)

DB(R1C2,10000,10,1)

DB(500000,5000,5,1,10) 結果:$25,0833.3333333333

参照

DB | DDB | SLN | SYD | 財務関数