SPREAD for WPF 3.0J - GcSpreadGrid
GcComboBox クラス
メンバ 

GrapeCity.Windows.SpreadGrid.Editors 名前空間 : GcComboBox クラス
テキストボックスと、ユーザーが一覧から項目を選択できるリストボックスを含むドロップダウンを組み合わせた選択コントロールを表します。
オブジェクト モデル
GcComboBox クラスListColumnCollection クラスListColumn クラス
シンタックス
'宣言
 
Public Class GcComboBox 
   Inherits ControlBase
public class GcComboBox : ControlBase 
解説

テキストボックスには現在選択されている項目が表示されます。項目が選択されていない場合は空になります。

System.Windows.UIElement を継承する項目をコンボボックスに設定した場合、選択された項目はビジュアルツリーに1回だけ表示できます。これは、ある項目を選択するとその項目が選択ボックスに表示され、項目のドロップダウンリストには表示されなくなることを意味します。項目を選択解除すると、その項目はドロップダウンリストに再び表示されます。System.Windows.UIElement を継承しない項目は、選択ボックスとドロップダウンリストの両方に同時に表示されます。

GcComboBox には2種類のデータ項目表示モードがあり、UseMultipleColumn プロパティによって表示モードを指定します。

列と項目

UseMultipleColumntrue に設定すると、GcComboBox のデータはカスタマイズ可能なグリッドに表示されます。

既定では、ユーザーが ItemsSource または Items プロパティを設定すると、自動的に列が生成されます。生成される列の型は、bool プロパティに連結されている場合は ListCheckBoxColumnImageSource プロパティに連結されている場合は ListImageColumn、これら以外のプロパティの場合は ListTextColumn です。

列を生成するかどうかに関わらず、Columns コレクションを使用して実行時にプログラムからコントロールの列を追加、挿入、削除、変更できます。また、XAML で列を指定することも可能で、この場合は AutoGenerateColumns を false に設定します。独自の列を作成する場合、ListTemplateColumn 型やカスタム列型などの追加の列型を使用できます。ListTemplateColumn 型は、シンプルなカスタム列を簡単に作成する手段を提供します。ListTemplateColumn.SubItemTemplate プロパティを使用して、表示用の内容テンプレートを指定できます。

ListItemItems または ItemsSource に設定した場合は、ListItem.SubItems 内のカスタマイズされた SubItem を表示する ListSubItemColumn を作成する必要があります。

UseMultipleColumnfalse に設定すると、GcComboBox のデータ項目は既定の表現で表示されます。

GcComboBox は、項目データを設定するための項目コンテナーとして ListItemBase を生成します。ListItem を項目データとして定義した場合は、ListItem.Content、または ListItem.SubItems 内の最初の SubItemSubItem.Content をリスト項目として表示するため、生成された ListItemBase にその Content がラップされます。

コンボボックスの選択された項目を取得するには SelectedItem プロパティを使用し、選択された項目のインデックスを取得するには SelectedIndex プロパティを使用します。

GcComboBox コントロールのカスタマイズ

GcComboBox に表示される各項目のスタイルは、ItemContainerStyle プロパティを設定することで適用できます。

同じプロパティ設定を複数の GcComboBox コントロールに適用するには、Style プロパティを使用します。GcComboBox の視覚的な構造および視覚的な動作を変更するには、既定のスタイルおよびテンプレートをコピーし、変更します。

このコントロールの依存関係プロパティは、コントロールの既定のスタイルによって設定される場合があります。GcComboBox の依存関係プロパティが既定のスタイルによって設定されている場合、アプリケーションで GcComboBox が表示されたときにプロパティが既定値から変更される場合があります。

サポートされている System.Windows.VisualState の一覧:

VisualStateGroup 名

VisualState 名

説明

CommonStates

Normal

コントロールが通常状態のときの外観を表します。

CommonStates

Disabled

System.Windows.UIElement.IsEnabledfalse のときの外観を表します。

CommonStates

MouseOver

IsActivetrue のときの外観を表します。

ActiveStates

ActiveDropDown

IsActiveIsDropDownOpen がどちらも true のときの外観を表します。

ActiveStates

Active

IsActivetrue のときの外観を表します。

ActiveStates

Inactive

IsActivefalse のときの外観を表します。

ValidationStates

Valid

System.Windows.Controls.Validation.GetHasError(System.Windows.DependencyObject)false を返すときの外観を表します。

ValidationStates

InvalidFocused

System.Windows.Controls.Validation.GetHasError(System.Windows.DependencyObject)true を返し、なおかつコントロールにフォーカスがあるときの外観を表します。

ValidationStates

InvalidUnfocused

System.Windows.Controls.Validation.GetHasError(System.Windows.DependencyObject)true を返し、なおかつコントロールにフォーカスがないときの外観を表します。

継承階層

System.Object
   System.Windows.Threading.DispatcherObject
      System.Windows.DependencyObject
         System.Windows.Media.Visual
            System.Windows.UIElement
               System.Windows.FrameworkElement
                  System.Windows.Controls.Control
                     GrapeCity.Windows.SpreadGrid.Editors.ControlBase
                        GrapeCity.Windows.SpreadGrid.Editors.GcComboBox
                           GrapeCity.Windows.SpreadGrid.Editors.ComboBoxEditElement

参照

GcComboBox メンバ
GrapeCity.Windows.SpreadGrid.Editors 名前空間