アプリケーションの一般的な配布方法として、インストーラによる配布があります。インストーラには、大きく分けて Windows Installer を使用するものと、スクリプトを使った従来の手順型とがあります。
ここでは、Windows Installer を使用する方法として、次の3つの方法を紹介します。
Visual Studio のセットアップウィザードを使うと、基本的なインストーラを短時間に作成することが可能です。設定できる内容は、次の「セットアッププロジェクト」と変わりませんが、基本的な設定だけですむ場合には、より簡単にインストーラを作成できます。セットアップウィザードによるインストーラ作成は、次のような場合に適しています。
[新しいプロジェクトの追加]ダイアログボックスで[セットアップ/デプロイメント プロジェクト]-[セットアップ ウィザード]を選択します。
Visual Studio ヘルプの「セットアップ ウィザード」を参照してください。
設定できる内容は、上記の「セットアップウィザード」と同じです。複雑な処理を行うインストーラを作成する場合は、セットアップウィザードを起動しないで、最初からセットアッププロジェクトを作成しても特に工数が増えるわけではありません。セットアッププロジェクトによるインストーラ作成は、次のような場合に適しています。
[新しいプロジェクトの追加]ダイアログボックスで[セットアップ/デプロイメント プロジェクト]-[セットアップ プロジェクト]を選択します。
Visual Studio ヘルプの「チュートリアル : Windows ベースのアプリケーションの配置」を参照してください。
Visual Studio に付属するインストーラ作成ツールのほかに、いくつかのサードパーティから Windows Installer に対応したインストーラ作成ツールが提供されています。通常、これらのツールは、Visual Studio のインストーラ作成ツールがサポートしていない Windows Installer の機能にも対応しています。このようなツールは、次のような場合に必要になることがあります。