exportChart メソッドには、以下に示す 4 つのパラメータがあります。このうち、fileName だけは必ず値を指定する必要があります。

この 4 つのパラメータで可能となる以上のカスタマイズを実現するには、wijmo.exporter.exportChart メソッドを使用します。詳細については、「チャートのカスタムエクスポート」を参照してください。

fileName

エクスポートするファイルの名前に使用する文字列値を指定します。デフォルトでは、エクスポートしたファイルは、このパラメータに指定したファイル名と type パラメータに指定したファイル拡張子よって、ダウンロードフォルダに保存されます。

type

デフォルトでは、exportChart によって PNG ファイルが生成されます。ただし、以下の 5 つの画像タイプと 1 つのドキュメントタイプから、任意のタイプを指定することもできます。

• jpg ファイルサイズは小さくなりますが、画質の鮮明さはやや劣ります。
• png （デフォルト）ファイルサイズは小さく、256 色に制限されてはいても、従来の GIF 形式より色の処理に優れています。
• gif ファイルサイズは小さくなりますが、256 色に制限され、画質の粒子が粗くなる可能性があります。
• bmp 生成される画像は高画質ですが、ファイルサイズが大きく、拡大縮小に不向きです。
• tiff 生成される画像は高画質であり、FAX 送信に最適です。ただし、ファイルサイズはきわめて大きくなります。
• pdf Adobe Reader で開くことのできる、移植可能なドキュメントが生成されます。ベクトルを使用してチャートがエンコードされるため、高度な拡大縮小が可能です。

serviceUrl

機能をすぐに使用できるように、デフォルトではこのパラメータは、あらかじめセットアップされた次のデモ用エクスポートサービスにポイントされています。

http://demos.componentone.com/ASPNET/ExportService/exportapi/chart

IIS v7.0 以上であれば、独自のエクスポートサービスをインストールできます。詳細については、「エクスポートサービスのセットアップ」を参照してください。

pdfSettings

このパラメータは、type パラメータを pdf に設定した場合にのみ適用されます。詳細については、「PDF としてエクスポート」を参照してください。

サンプル

次のサンプルコードでは、<input>ボタン要素のボタンクリック機能を作成します。ボタンをクリックするとチャートが呼び出され、「ConsoleWars」という名前の PDF ファイルとしてエクスポートされます。

<script id="scriptInit" type="text/javascript">
require(["wijmo.wijbarchart", "chartexport"], function () {
    $(document).ready(function () {
        $("#wijbarchart").wijbarchart({
            seriesList: [{
                label: "US",
                legendEntry: true,
                data: { x: ['PS3', 'XBOX360', 'Wii'], y: [12.35, 21.50, 30.56] }
            }]
        });
    });
    $("#chartPdfExport").button().click(function () {
        $("#wijbarchart").wijbarchart("exportChart", "ConsoleWars", "pdf");
    })
});
</script>

実際のウィジェット

上記のサンプルコードを実行すると、次のようになります。［Export to PDF］ボタンをクリックすると、ダウンロードディレクトリに ConsoleWars.pdf ファイルが作成されます。

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