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jQuery の構文は、開発者が簡単に DOM 要素を選択し、その要素に何らかのアクションを実行できるように設計されています。基本的な構文は次のとおりです。
基本的な構文 |
コードのコピー |
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$(selector).action() |
$ は jQuery を参照し、(selector) は1つまたは複数の DOM 要素を問い合わせ、.action()は要素にアクションを実行します。
Query 構文の例:
$(this).hide()
は現在の要素を非表示にします。
$("p").hide()
はすべてのパラグラフを非表示にします。
$("p.wow").hide()
は、クラス "wow" のすべてのパラグラフを非表示にします。
$("#wow").hide()
は、ID が "wow" の要素を非表示にします。 jQuery の使用を開始する前に、jQuery セレクタの概念を理解しておくことが重要です。jQuery セレクタでは CSS 構文を使用するため、効果を適用する要素を正確に選択できます。これらのセレクタを使用することで、特定の DOM 要素または要素のグループを、属性名、タグ名、ID で指定して選択できます。さらにコンテンツによって選択することも可能です。次のように複数のタイプのセレクタがあります。
jQuery要素セレクタ
jQuery では、CSS セレクタを使用して、特定の DOM 要素を選択できます。たとえば、次のようになります。
$(this)
は現在の DOM 要素を選択します。
$("div")
は、すべての <div> 要素を選択します。
$(".super")
は、クラス "super" のすべての要素を選択します。
$("div.super")
は、クラス "super" のすべての <div> 要素を選択します。
$("#wow")
は、ID が "wow" の最初の要素を選択します。
$("div#wow")
は、ID が "wow" の最初の <div> 要素を選択します。 jQuery 属性セレクタ
DOM 要素ではなく属性によって要素を選択したい場合、Xpath 式を使用して、特定の属性を持つ要素を選択できます。たとえば、次のようになります。
$("[href]")
は、href 属性を持つすべての要素を選択します。
$("[href="#"]")
は、値が "#" に等しい href 属性を持つすべての要素を選択します。
$("[href!="#"]")
は、値が "#" に等しくない href 属性を持つすべての要素を選択します。 jQuery CSS Sセレクタ
DOM 要素の CSS プロパティを変更したい場合は CSS セレクタを使用します。たとえば、次の jQuery スクリプトは、すべての <div> 要素の背景色を赤に変更します。
head セクション用のスクリプト |
コードのコピー |
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$("div").css("background-color","red"); |
ドキュメントが完全にロードされる前に jQuery コードが実行されないようにするため、すべてのjQuery 関数は$(document).ready
関数の中に配置する必要があります。たとえば、次のようになります。
ドキュメントの ready 関数を作成する方法
スクリプト タグ内に貼り付けます |
コードのコピー |
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$(document).ready(function(){ // ドキュメントの ready で何らかの処理を行います。 }); |
ドキュメントの短縮バージョンを使用する方法
スクリプト タグ内に貼り付けます |
コードのコピー |
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$(function() { // ドキュメントの ready で何らかの処理を行います }); |
$(document).ready
関数内のすべてのスクリプトは、DOM がロードされた直後、ページコンテンツがロードされる前にロードされます。
jQuery オプションは、単純に引数としてウィジェットに渡されるプロパティです。各 Wijmo ウィジェットにはオプションのデフォルト設定があります。そしてもちろん、デフォルトをオーバーライドしてウィジェットをカスタマイズすることができます。
たとえば、wijprogressbar ウィジェットに maxValue オプションがあり、デフォルト値が 100 とします。しかし、この値を 85 にしたいとします。maxValue オプションをデフォルから 85 に変更するのは簡単で、次のように wijprogressbar に引数を渡します。
wijprogressbar に maxValue 引数を渡す方法
スクリプト タグ内に貼り付けます |
コードのコピー |
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$(‘#progressbar’).wijprogressbar({ maxValue: 85 }); |
maxValue オプションが 85 に設定されたため、wijprogressbar ウィジェットの値範囲は 0〜85 になります。minValue プロパティはデフォルトで 0 に設定されています。minValue オプションを 25 に変更したい場合は、maxValue 引数の後ろにコンマ(,)を足して、その後ろに minValue 引数を書きます。
もう1つの引数を渡す方法
スクリプト タグ内に貼り付けます |
コードのコピー |
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$(‘#progressbar’).wijprogressbar({ maxValue: 85, minValue: 25 }); |
このようにしていくつでもウィジェットにオプションを渡せます。コンマだけ忘れないでください。