GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
下絵
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ページレポートおよびRDLレポートでは、レイヤーを使用して印刷済みフォームのレイアウトをピクセルパーフェクトの精度で下絵としてトレースできます。

このチュートリアルでは、航空機搭乗券のスキャン画像からデータフィールドを正確にトレースする方法を示します。以下の手順ではページレポートの結果を示しますが、RDLレポートにも同じ手順でレポートを作成することができます。

メモ: このチュートリアルでは、次の画像を「BoardingPass.jpg」として、レイアウトをトレースする方法を説明します。


このトピックでは以下のタスクを行います。

チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

デザイン時のレイアウト

実行時のレイアウト

Visual StudioプロジェクトにActiveReportsを追加する

  1. Visual Studioで新しいWindowsフォームアプリケーションプロジェクトを作成します。
  2. [ソリューションエクスプローラー]で、Form1を右クリックして名前を「MainForm」に変更します。
  3. [プロジェクト]メニューから[新しい項目の追加]を選択します。
  4. [新しい項目の追加]ダイアログが表示されたら、[ActiveReports 16.0Jページレポート]を選択し、[名前]フィールドでファイル名を「Boarding」に変更します。
  5. [追加]ボタンをクリックし、新しいページレポートをデザイナで開きます。各種レポートレイアウトの追加の詳細については、「プロジェクトにレポートを追加する」を参照してください。

レポートをXMLデータソースに接続する

  1. [ソリューションエクスプローラー]から、先のドロップダウンの手順で作成したBoarding.rdlxファイルを開きます。
  2. レポートエクスプローラ]で[データソース]ノードを右クリックして[データソースの追加]オプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データソース]を選択します。
  3. [レポートデータソース]ダイアログが表示されたら、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「CustomDS」と入力します。
  4. データプロバイダを選択する[種類]ドロップダウンから、[XMLプロバイダ]を選択します。
  5. 接続文字列セクションで、以下のカスタムデータをプロジェクトに追加します。
    XML
    コードのコピー
     XmlData =
    
    <Flight ID="31">
    <Passengers>
    <Passenger>
          <PassengerName>Maria Anders</PassengerName>
    <Seat>23A</Seat>
    <Tracking>2322- 030-0074321</Tracking>
    </Passenger>
        <Passenger>
    <PassengerName>Ana Trujillo</PassengerName>
    <Seat>18E</Seat>
    <Tracking>2322- 030-0074343</Tracking>
    </Passenger>
        <Passenger>
    <PassengerName>Antonio Moreno</PassengerName>
    <Seat>25A</Seat>
    <Tracking>6722- 034-6784349</Tracking>
    </Passenger>
        <Passenger>
    <PassengerName>Christina Berglund</PassengerName>
    <Seat>14B</Seat>
    <Tracking>5678- 543-6784349</Tracking>
    </Passenger>
    <Passenger>
    <PassengerName>Thomas Hardy</PassengerName>
    <Seat>28F</Seat>
    <Tracking>9834- 413-6784569</Tracking>
    </Passenger>
    </Passengers>
    </Flight>
  6. [OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

データセットを追加する

  1. レポートエクスプローラ]で、前の手順で作成したデータソースを右クリックして[データセットの追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
  2. [データセット]ダイアログが表示されたら、[全般]ページを選択し、データセットの名前として「BoardingData」と入力します。
  3. [クエリ]ページで、[指定方法]から[Text]を選択し、[クエリ]テキストボックスに次のXMLパスを入力して各乗客のデータにアクセスします。
    //Passenger
  4. [フィールド]ページで、次の表の値を入力してレポートのフィールドを作成します。XMLデータフィールドの値は有効なXPath式にする必要があります。
    フィールド名
    Tracking データベースフィールド Tracking
    PassengerName データベースフィールド PassengerName
    Seat データベースフィールド Seat
  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリ対象のフィールドがレポートエクスプローラにノードとして表示されます。データソースへのデータセットの追加の詳細については、「データセットの追加」を参照してください。

別のレイヤーにレポートレイアウトを作成する

  1. [レイヤー一覧]ウィンドウで、 アイコンをクリックしてレポートに新しいレイヤーを作成します。defaultレイヤーがすでにレイヤー一覧に追加されていることに注意してください。
  2. Layer1を選択してアクティブレイヤーにし、[プロパティ]ウィンドウでレイヤーのName「ImgLayer」に変更します。
  3. [レイヤー一覧]ウィンドウで、[ロック]チェックボックスをオンにしてImgLayerをロックし、トレースする画像が誤って変更されないようにします。
  4. [レイヤー一覧]ウィンドウで、[最背面へ移動]ボタンをクリックしてImgLayerdefaultレイヤーの背面に移動します。
  5. [レイヤー一覧]ウィンドウで、defaultレイヤーを選択してアクティブレイヤーにします。
  6. [プロパティ]ウィンドウでdefaultレイヤーのDesignerTransparency「0.5」に設定して、背面のImgLayerに配置されたスキャン画像が見えるようにします。
  7. ツールボックスからListデータ領域をドラッグしてレポートのデザイナ面にドロップします。
  8. Listデータ領域の [プロパティ]ウィンドウ で、以下の値を設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    DataSetName BoardingData
    FixedSize Width: 6.27in
    Height: 3in
    Location Left: 0in
    Top: 0.125in
    Size Width: 6.27in
    Height: 2.87in
  9. [レポートエクスプローラ][埋め込み画像]ノードを右クリックして[埋め込み画像の追加]を選択します。
  10. [開く]ダイアログボックスが表示されたら、航空機搭乗券のスキャン画像「BoardingPass.jpg」を選択します。
  11. [開く]をクリックして画像をプロジェクトに埋め込みます。
  12. [レポートエクスプローラ]から埋め込み画像の BoardingPass をドラッグしてListデータ領域にドロップし、次の表のようにプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    LayerName ImgLayer
    Location 0in, 0.125in
    Size 6.27in, 2.875in
  13. [レポートエクスプローラ]から以下のフィールドをドラッグしてListデータ領域にドロップし、以下のプロパティを設定します。
    フィールド名 プロパティの値
    PassengerName

    LayerName: Default

    Location: 2.91in, 0.35in

    Size: 1.375in, 0.25in

    PassengerName

    LayerName: Default

    Location: 0.15in, 0.9in

    Size: 1.37in, 0.25in

    PassengerName

    LayerName: Default

    Location: 4.5in, 0.9in

    Size: 1.25in, 0.25in

    Tracking

    LayerName: Default

    Location: 0.15in, 2.19in

    Size: 1.5in, 0.25in

    Seat

    LayerName: Default

    Location: 4.5in, 1.45in

    Size: 1in, 0.375in

    Font > FontSize: 22pt

  14. [レイヤー一覧]ウィンドウでdefaultレイヤーとImgLayerを選択し、[プロパティ]ウィンドウで各レイヤーのTargetDeviceプロパティを「Screen」に変更します。詳細については、出力デバイスの切り替えを参照してください。

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