データ領域では、データを小計または合計して表示することができます。
このトピックでは、各データ領域で、小計または合計を設定する方法について説明します。次の手順は、Visual Studioのプロジェクトにページレポート/RDLレポートのテンプレートを追加し、レポートがデータソースに接続されていることを前提にしています。それぞれの詳細については、「クイックスタート」と「データソースとの接続」を参照してください。
メモ: 以下の手順は、Reelsデータベース(Reels.mdb)のDvdStock、CustomerReceiptとSaleテーブルを使用しています。データの使用にはReelsデータベース(..\ActiveReportsNET18\Samples\Data\Reels.mdb)へのアクセス権限が必要です。
Tableに小計または合計を設定する
Tableのグループに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にTableデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Tableの詳細行に小計を表示したい数値のフィールド(例 InStock)を配置します。
- 次の手順に従って、Tableデータ領域にグループを追加します。
- Tableデータ領域内をクリックし、行と列のハンドルを表示します。
- Tableの左端にある行のハンドルを右クリックし、[グループの挿入]を選択します。
- [Table - グループ]ダイアログでは、データをグループ化したいフィールド(例 StorePrice)を[グループ化の条件]フィールドに設定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。Tableにはグループヘッダとグループフッタの2つの行が追加されます。
- [レポートエクスプローラ]から、手順2で詳細行に追加した数値のフィールド(例 InStock)をグループフッタの行に配置します。
- グループフッタの行に追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数の式を追加します(例 =Sum(Fields!InStock.Value))。
- [プレビュー]タブへ移動し、Tableの各グループの最後に小計が表示されていることを確認します。
Tableに合計を表示する
- Tableのフッタ行に上記の手順で使用した数値のフィールド(例 InStock)をドラッグします。
- Tableのフッタ行に追加したフィールドをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数の式を追加します(例 =Sum(Fields!InStock.Value))。
- [プレビュー]タブへ移動し、Tableの最後にあるフッタ行に合計を示すTextBoxが表示されていることを確認します。
Listに小計または合計を設定する
Listに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にList データ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Listデータ領域上に数値のフィールド(例 Price)をドラッグ&ドロップします。
- 追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、小計を計算するためにSum関数の式を追加します(例 =Sum([Price] * [Quantity]))。
メモ:この状態でレポートをプレビューすると、各売上の行に合計が表示されます。
- 次の手順に従って、Listデータ領域の詳細行にグループを追加します。
- リストを右クリックし、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択し、[プロパティ]ウインドウ内にある[プロパティ設定ダイアログ]のリンクをクリックします。
- [詳細行のグループ化]ページにある[グループ化の条件]フィールドでは、データをグループしたいフィールド(例 AccountNumber)を選択します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
- [プレビュー]タブへ移動し、各口座番号ごとの小計を示すレポートが表示されていることを確認します。
Listに合計を設定する
- Listデータ領域の直下に合計を表示する数値のフィールド(例 Price)をドラッグします。
- 追加したフィールドのテキストボックスをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数を式に追加します(例 =Sum([Price] * [Quantity], "List1")) 。
- [プレビュー]タブへ移動し、Listの最後に合計を示すTextBoxが表示されていることを確認します。
BandedListに小計または合計を設定する
BandedListに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にBandedListデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、BandedListの詳細バンドに数値のフィールド(例 InStock)をドラッグ&ドロップします。
- 次の手順に従って、BandedListデータ領域にグループを追加します。
- BandedListを右クリックし、[グループの挿入]を選択します。
- [BandedList - グループ]ダイアログで、データをグループ化したいフィールド(例 StorePrice)を[グループ化の条件]フィールドで設定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。BandedListには、ヘッダとフッタのペアのグループのバンドが追加されます。
- [レポートエクスプローラ]から、手順2で詳細のバンドに追加した数値のフィールド(例えば、InStock)をグループフッタの行に配置します。
- 追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を示すSum関数の式を追加します(例 =Sum(Fields!InStock.Value))。
- [プレビュー]タブへ移動し、BandedListの各グループの最後に小計を示すレポートが表示されていることを確認ます。
BandedListに合計を追加する
- BandedListのBandedListFooterバンドに上記の手順で使用した数値のフィールド(例 InStock)をドラッグします。
- BandedListFooterバンドに追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を示すSum関数の式を追加します(例 =Sum(Fields!InStock.Value))。
- [プレビュー]タブへ移動し、BandedListの最後にあるBandedListFooterバンドに合計を示すTextBoxが表示されていることを確認します。
Tablixに小計または合計を設定する
Tablixに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にTablixデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Tablixデータ領域の行グループ(左下のコーナー)にStoreフィールドをドラッグ&ドロップします。このセルは行グループセルなので、フィールドを選択すると自動的に列グループが追加されます。
-
[レポートエクスプローラ]から、Tablixデータ領域の列グループ(右上のコーナー)にSaleDateフィールドをドラッグ&ドロップします。このセルは列グループセルなので、フィールドを選択すると自動的に列グループが追加されます。
メモ: この例では、年間売上のデータを表示するために、「SalesDate」フィールドの値を、年度別にグループ化しました。グループ化の手順は以下のとおりです。
- Tablixデータ領域を配置した際に表示される[グループエディタ]で、[列グループ]の[Tablix1_SaleDate1]をクリックします。
- [プロパティ]ウィンドウの[Group]セクションを展開し、GroupExpressionsの「(コレクション)」の右側に表示される<...>をクリックして[式]エディタを開きます。
- [Expression]を=Year(Fields!SaleDate.Value)に変更して、[OK]をクリックします。
- [レポートエクスプローラ]から、Tablixデータ領域の本体領域(右下のコーナー)にSalesAmountフィールドをドラッグ&ドロップします。 これによりセルの式は「
=Sum(Fields!SalesAmount.Value)
」に設定されます。
- 列グループを右クリックし、[合計の追加]を選択して、[後]をクリックします。「Total」というテキストが表示されたテキストボックスが右側に追加されます。これは、各行のグループの小計を示します。
- 行グループを右クリックし、[合計の追加]を選択して、[後]をクリックします。「Total」というテキストが表示されたテキストボックスが下部に追加されます。これは、各列のグループの小計を表示します。
- [プレビュー]タブに移動し、各年間の小計を表示します。
Tablixに合計を追加する
- Tablixの最後のセルは、2004年と2005年の全店舗の売り上げ合計額を示しています。
- [プレビュー]タブへ移動して結果を表示します。
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