LookupSet関数は、データセットに1 対多のリレーションシップが存在する場合、このデータセットから複数の値を返します。この関数によって返されたデータセットのフィールドは、データ領域で関数のフィールドとして使用することができます。
LookupSet関数は、Tablix, Table, ChartClassic, BandedList, List, Sparklineデータ領域のValueプロパテイの式として設定できます。
構文
=LookupSet(<SourceExpression>, <DestinationExpression>, <ResultExpression>, <LookupSetDataset>)
パラメータ
• SourceExpression:現在のスコープ内で評価され、検索する名前またはキーを指定する式です。
• DestinationExpression:データセット内の各行に対して評価され、一致させる名前またはキーを指定する式です。
• ResultExpression:source_expression = destination_expressionであるデータセット内の行に対して評価され、取得する値を指定する式です。
• LookupSetDataset:レポート内のデータセットの名前(例:T01Result)を指定する定数です。
以下の例では、製品IDごとにカテゴリを表示し、数量をカンマで区切って表示します。各製品IDのすべての数量を連結して単一の文字列で表示するために、Join関数を使用しています。
=Join(LookupSet(Fields!ProductID.Value, Fields!ProductID.Value, Fields!Quantity.Value, "T01Result"), ",")