用紙サイズ、余白、印刷の方向、などのページレイアウトのプロパティを使用すると、プレビューまたは印刷時にページがどのように表示されるかを定義できます。レポートレイアウトはレポートに対して設定するが、ページレポートの各ページのレイアウトを設定することもできます。
ページレポートは、レポートの最初のページにデータ領域、次のページにOverflowPlaceHolderコントロールを配置して、複数のページでオーバーフローデータを処理します。最初のレイアウトから次のレイアウトにデータを流す方法については、カラム形式のレポートレイアウト(ページレポート)を参照してください。
[プロパティ]ウィンドウからPageSizeプロパティを使用してデフォルトの用紙サイズを変更し、Letter、Tabloid、Ledger、、Legal、A3、A4、A5、B4(JIS)、B5(JIS)などの標準サイズに設定できます。また、WidthおよびHeightプロパティを手動で設定して、用紙サイズをカスタマイズすることもできます。
余白は、ページの端とそのコンテンツの間のスペースです。[プロパティ]パネルからMarginsプロパティを使用して、ページの余白を設定できます。
印刷の方向は、長方形のページが向き付けられる方法です。Portraitモードは垂直方向に拡大するテキストに適し、LandscapeモードはTablixのように水平方向に拡大するコンテンツに適します。[プロパティ]ウィンドウからページのPaperOrientationプロパティを使用して、ページの印刷方向を指定できます。デフォルトでは、PaperOrientationプロパティはPortraitに設定されています。
ページに描画されるデータに応じて、縦向きと横向きのページの向きを混在させることができます。以下の例では、従業員の人事情報のレポートを表示します。最初のページでは、TextBoxコントロールを使用して一般的な情報を表示しています。次のページでは、従業員の詳細が含まれています。最初のページが縦向きになり、TableコントロールとOverflowPlaceholderコントロールを並べてデータが広くなっている残りのページが横向きになります。