PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
ドリルダウンレポートの作成

ページレポート/RDLレポートでは、データ領域、レポートコントロール、TableまたはMatrixの行と列のグループを折りたたむことができ、ユーザーが特定のデータのみを表示できます。

アイテムを折りたたむには、[プロパティ]ウインドウまたは[プロパティ設定ダイアログ]から[表示]オプションを設定します。レポートコントロールの初期表示を[非表示]にして、ユーザーが他のレポートコントロール(通常はTextBox)をクリックすると、表示を切り替えるように設定できます。

実行時に初期表示のレポートでは、切り替え可能なアイテムで「+」記号が表示され、それをクリックすることで詳細なデータを表示できます。以下の手順は、ドリルダウンレポートを設定する方法について説明します。

  1. Visual Studioのツールボックスから、TextBoxコントロールとTableデータ領域をデザイナ面に配置します。
  2. TextBoxコントロールは、レポートのヘッダとして表示されるように配置します。
  3. レポートエクスプローラ]からデータセットのノードを展開し、Tableデータ領域の詳細行にフィールドをドラッグします。これにより、Tableのヘッダ行で静的なラベルが表示され、また詳細行で式が追加されます。
  4. デザイナ面上にTableデータ領域を選択しながら、[プロパティ]ウインドウの下部にある[プロパティ設定ダイアログ]リンクをクリックします。これは、選択したコントロールのダイアログを開くためのコマンドです。詳細は、「[プロパティ] ウィンドウ」を参照してください。
  5. [Table]ダイアログの[表示]ページへ移動し、[表示の初期設定][非表示]に設定し、[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]オプションの横にあるチェックボックスを選択します。
  6. 表示されるドロップダウンリストから、手順1で追加したTextBoxを選択します。TextBoxは、Tableのアイテムの表示を切り替えて、詳細情報を表示するように使用されます。
  7. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

レポートを表示すると、TextBoxの左側に折りたたむ/展開のアイコンが表示されます。

アイコンをクリックし、非表示のデータを表示します。

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